[ 内容 ]
ナチズムの出現、アメリカ流ビジネス文明の蔓延など二十世紀の問題を予見していた十九世紀の歴史家・ブルクハルト。
彼は歴史を人間精神の連続体として捉え、「歴史は人生の教師である」と考えていた。
進歩史観の限界に直面した現代にこそ、「未来は知りえないから未来である」という深い懐疑の精神に貫か
...続きを読むれた歴史観が、危機の時代を乗りきる指針として価値をもつ。
時代の大転換期に臨んで、二十一世紀を生きぬく智慧を示す一冊。
[ 目次 ]
第1章 進歩史観に代わる歴史観をもとめて(近代進歩史観の行き詰まり 近代進歩史観にいたる道 循環史観の系列)
第2章 ブルクハルトの歴史観(ブルクハルトの同時代への姿勢 懐疑に耐える歴史観
ブルクハルトのルネサンス論)
第3章 「歴史の危機」とは何か(「歴史の危機」の類型学 歴史の三大ポテンツ 「歴史の危機」の賛美)
第4章 危機の時代を生きる智慧(日本を襲う「ほんものの危機」 二十一世紀と向き合う人生観 「歴史病」克服への二つの道 人生の教師としての歴史)
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