慶応→外資投資銀行→コンサル→スタンフォードMBA→起業という経歴を持つ著者の第一作。
全体の内容としては著者の自伝&スタンフォード大の紹介といった感じ。
上位大学から外資系企業に就職し、転職したのち海外でMBAをとるという一見典型的なキャリア志向に思われる著者が、スタンフォード大学への留学をきっ
...続きを読むかけに徐々に思考・価値観を変えていく様子がスタンフォードのユニークな授業内容を紹介しつつ展開されていく。
シリコンバレーというイノベーションの聖地で様々なバックグラウンドを持つ世界中の優秀な学生に揉まれた著者が変化していく様子が読みやすく書かれており、海外MBAや起業に興味が少しでもある人にとっては、参考になる良本だと思う。
ただ、全体的に文章の言い換えが多く、少し回りくどさを感じてしまう点が残念に感じた。