・病院の検査では原因不明とされる不定愁訴を持つ者が多く、彼らの背骨の左側、胸椎7、8、9あたりの筋肉部分にしこりがある事を確認した。
・ズレの方向が、胸椎・腰椎では左一側性であるのに対し、頭蓋は右に、第二頸椎は左にズレる。また、第二頸椎以外の頸椎は、左右どちらにもズレるが、椎骨がズレた方向に症状が
...続きを読む出るという規則性もある。
・この現象は左に多いが、もちろん右にもいる。
・体壁筋の盛り上がりは、動脈血が背中に行くか胃に行くかを決定する、交感神経の切り替えがうまくいかないためだと考えられている。
・左起立筋が盛り上がっていない人、すなわち健康な人には、婦人科のトラブルも少ない。
・椎骨同士は、椎間関節という関節を持っている。この椎骨がズレると、何らかの症状を引き起こす。
・ズレというのは、何らかの原因で多裂筋を支配する神経伝達が異常になり、本来の収縮とは違った筋の収縮が発生して、引きつったような状態になって起こる。
・第二頸椎がズレると、左右の椎骨動脈が圧迫される形となる。すると、左右の椎骨動脈が交わる脳底動脈へも影響を及ぼす。つまり、頭蓋や第二頸椎の動脈の圧迫が、動脈炎として脳底動脈まで痛みを広げる。これが頭痛の原因になっている。
・頭痛患者は、頭蓋が右にズレたり、第二頸椎が左にズレたりしている。そして、そのズレを矯正すると頭痛が消える。