山内ふじ江の作品一覧

「山内ふじ江」の「かはたれ」「鳥よめ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • かはたれ 散在ガ池の河童猫
    5.0
    1巻770円 (税込)
    河童族の生き残りの中で、人間でいうと8歳になったばかりの「八寸」と呼ばれる河童が、修行を積んで人の目から姿を隠す術を学ぶため、猫に姿を変えて人間の世界に送り込まれることになった。八寸は麻という女の子の家で暮らすことになり、母親を亡くしたばかりの麻は、猫の八寸に大いに慰められるが、ある日猫を洗ってやると、八寸は河童の姿に戻ってしまったのだった…。心の問題を抱える少女とかわいらしい子どもの河童とのユーモアと感動に満ちたファンタジー。

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  • 鳥よめ
    3.0
    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太平洋戦争中、足が悪くて徴兵されなかった若者、周平さんは、一人で灯台を守る仕事をしています。ある日、彼のもとに、若いむすめがやってきて、自分は周平さんに命を助けられた鳥で、周平さんにお礼を言うために、海の神さまに人間の姿に変えてもらったといいます。二人はやがて仲のいい夫婦になり、幸せに暮らし始めますが、戦争の影がしのびより……。あまんきみこの平和への深い祈りがこめられた、美しく悲しい愛の物語。
  • かはたれ 散在ガ池の河童猫

    Posted by ブクログ

    以前からお友だちに勧められ、いつか読もうよもうと思いながら、ようやく読む機会が到来しました。
    こんな素敵な作品を、スルーしなくて良かった!!!!!

    ひとりぼっちの河童八寸と、お母さんをなくしたさみしさを、父の手前うまく表現できずにいる女の子麻。

    麻はお母さんからもらった愛でできている、とっても素敵な女の子。何が大切なのかたぶん誰よりも知っているけど、そのことを麻自身はまだきづいていないね。

    八寸は、家族がある日消えてしまい、その帰りを信じて待っている、たった8歳のこども河童。沼で生き残っていくために、猫の姿になって人間の世界に修行に出された。

    この2人の出会いの前に、情けない顔のラブラ

    0
    2021年11月28日
  • かはたれ 散在ガ池の河童猫

    Posted by ブクログ

    もう、もう、もう・・・
    涙、涙で読み終える。
    思い切り八寸を、麻を抱きしめたい。
    朽木さんらしい、鎌倉を舞台に、英国の香りがほのかに漂うような物語。
    美しい表現が盛りだくさん。

    0
    2021年10月19日
  • 鳥よめ

    Posted by ブクログ

    なんとも切なく悲しいお話。
    何も悪いことをしていないのに、ただ幸せに暮らしていたのに、死を選ぶしかなかった。
    それが戦争なのだとしたら、私はやっぱり戦争は嫌だ。

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    2023年05月14日
  • 鳥よめ

    Posted by ブクログ

    あまんきみこさんのやわらかい分が大好き
    これは切ないなあ
    ご自身の経験からやはり戦争について書かずにはいられないとおっしゃっておられた
    鳥になるしかなかった二人が幸せでありますように
    ≪ 灯台の あかりも消えて 悲しみが ≫

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    2015年08月29日
  • 鳥よめ

    Posted by ブクログ

    そこで戦争と絡めてきますか…。
    しかし、鶴の恩返しの時代と違って厳しくなったものですね、正体は知らせて良いけど、それを見られたら死んでしまうなんて。


    読み聞かせする本としては…
    昔話として読むにはあまりにも辛い。
    戦争の本として読むには、おとぎ話のよう。
    私はこの本は子供たち自身に読んでもらったほうがいいと思う。

    0
    2015年01月28日

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