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作品一覧 2022/04/19更新 正義と悪意の境界線 試し読み フォロー 21世紀の道徳 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> ベンジャミン・クリッツァーの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 21世紀の道徳 ベンジャミン・クリッツァー 著者はアカデミアに属さない在野の研究者とのこと。そのこともあってか、業界で正解とされる答えから逆算したような解説ではなく、著者自身が自分に対して確かめながら書いているような書きぶりが印象的。特に幸福論のところでユーダイモニアとヘドニズムを対比させながら議論している所で、ユーダイモニアに軍配をあげなが...続きを読むらも、ヘドニズムに傾斜せざるを得ない心情にも理解を示すあたり、なかなか正直な人だと好感が持てた。 本書末尾にもある通り人類が抽象的思考に慣れるに従い、倫理の水準も向上するのは確かにそうなのだろう。が、その程度については人それぞれ千差万別なわけで、本書で扱われるような様々な議論も、将来の正解は法則性によって導かれるにしても、それが現時点での正解であるかはまた別の話ではないかとの感想を持った。 Posted by ブクログ 21世紀の道徳 ベンジャミン・クリッツァー 道徳や倫理ときくと、どこか捉えどころのない、感情的で普遍性のないようなものにかんじるかもしれない。 だが本書を通じて、道徳や倫理は、共感や想像力などの感情的な要素だけでなく、科学的で抽象的な推論や思考、論理があることによって生まれ、認識され、実践されるものだということを、改めて認識させられた。 ...続きを読むこの本の言葉を使うとしたら、自分の中に道徳をつくり実践していくためには、科学的で抽象的な思考と物語的想像力が必要であり、そのどちらも磨いていく必要性を感じた。 Posted by ブクログ 21世紀の道徳 ベンジャミン・クリッツァー 進化の歴史「~である」から、規範「~すべき」は導けない。 人文学は、民主主義の健全な機能のために批判的思考や想像力を養うという目的のもと必要である。 倫理的な判断は、自分が欲しいと思っている証拠ではなく、自分が手にしている証拠に基づいて行わなければならない(ラムズフェルドの返答) 左派は権力を批判す...続きを読むる一方で、権力を持たない個人の責任を追及することは嫌う。 自閉症は極端な男性型の脳であるとしたら、多様性への多配慮のためのスピーチコードの発展は脳神経特性の多様性に反することにつながる。 Posted by ブクログ 21世紀の道徳 ベンジャミン・クリッツァー 読み応えある一冊。内容を理解し考えながら読んだので、すごく時間がかかった。それでも半分も理解できていない気がする。 物事の意味を論理的に考えるには、仮定に基いた推論と物語的想像力が不可欠という点が学んだ一番の所。日頃から意識して考えていこう。 Posted by ブクログ 21世紀の道徳 ベンジャミン・クリッツァー 最近のトピックスが、面白くという切り口で論じられている。最近の哲学読み物を読んで、モヤモヤが残った人におすすめ。個人的には功利主義の項目が参考になった。 ページ数が多いが、気になる項目だけ読める内容なので、好きに読むことができる。 Posted by ブクログ ベンジャミン・クリッツァーのレビューをもっと見る