ユーザーレビュー 実話拾遺 うつせみ怪談 丸太町小川 丸太町小川作家の文体が好きで、心地よく読める。 短い文章のなかにうまく世界が構築されているし実話怪談のワタシが好きなタイプの書き方でした。 よいと思ったはなし。 『あんたやなかった』 『ムシが憑く』 『あかんやつ』 『きっかけ』 『道が出る』 『うずくまる』 とくに『きっかけ』と『うずくまる』が良...続きを読むかった。 『きっかけ』は誰もいない二階にひとりでいると一階から名前を呼ばれる怪異と祖母が対峙するはなしで、不思議すぎた。木霊みたいな怪異かなと。遊びにきた友だちも聞いたりするから、幽霊よりあやかしに近いものなのかもしれない。 『うずくまる』は怪異がカーナビを介してこちら側に干渉してくるのが不気味だった。なんでこの車だけがそんな目にあうのか。知らないおばさんに感謝! 怪異って普通にそこら辺にあるものなんかなとは思う。 毎日同じ道を歩いたり自転車で走ってて、急に怪異がそばにあることに気がついたりするのかも。 Posted by ブクログ 呪術怪談 久田樹生 / つくね乱蔵 / 営業のK / 神沼三平太 / 内藤駆 / あんのくるみ / 雨水秀水 / 卯ちり / 緒音百 / おがぴー / 音隣宗二 / 鬼志仁 / 高倉樹 / 天堂朱雀 / 鳥谷綾斗 / 中野前後 / 芳春 / 丸太町小川 / ムーンハイツ / 山葉大士 現代でも、呪いをかける人がいてかけられる人がいる。その辺に転がっている方法から、霊能者や呪術師がかけるやり方まであるなんて、ゾッとする。「権力の暴力」なんて、辞めた人の親類まで被害に及んで死後も苦しめているのだろうか。 Posted by ブクログ 丸太町小川のレビューをもっと見る