ユーザーレビュー サンゴは語る 大久保奈弥 サンゴが一人称で語る。生態の仕組みと、サンゴの危機的状況を読者に優しく語りかけ、考えさせるつくりになっています。中学生向けとは言え高度な解説本であると感じました。前半は生態に関すること、後半は生態系サービスとSDGsの話題にも触れています。サンゴの破壊は簡単でも、一から移植したり育てることは大変難し...続きを読むい。そして日本の環境保全の取り組みはいまだ発展途上(経済優先)なのだということを知りました。サンゴばかりでなく、持続可能な社会を構築するために、いきものの生態を知り生育環境を保護していくこと、温暖化対策をすること…課題は山ほどあります。人間といきものが末長く共存できる世界であるよう、一人一人が認識する時代であると思います。 Posted by ブクログ 大久保奈弥のレビューをもっと見る