三輪・キャナウェイの作品一覧

「三輪・キャナウェイ」の「真っ白い殺人鬼」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 真っ白い殺人鬼
    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    「ねえ、秘密のアプリって知ってる?」 いつものように教室の片隅にいると、楽しそうな女子たちの噂話が聞こえてきた。 【過去を自由に変えられる】という夢のようなアプリ。 みんな噂話だとわかっているけど「あったらどうする?」と話題が絶えない。 もし僕だったらどんな過去を変えるだろう? きっと「僕を『普通』の人間にして下さい」こう願うかな……。 次の日、いつものように登校すると――友人の三宮春乃が消えてしまっていた。 何故だかみんな春乃のことを憶えてないようだ。まるで元からいなかったみたいに。 「誰かが“アプリ”を使って、この世から春乃が存在した過去を消した?」 ――秘密のアプリは夢なんか与えない。その日から噂は現実となり、僕たちの『普通』は壊れていった。
  • 真っ白い殺人鬼

    こんなアプリがあったら…

    過去を変えられるアプリの話。ある日友人がこの世に存在しなくなってから、壊れていく日常と人間関係が面白いです。一体誰がそんなことを!って謎をひっぱらない、サクサク進む展開が良い。意外な死亡もあったし、他人を出し抜かないと希望をかなえられない設定も上手く活きていました。各キャラ視点が読めるのも楽しかったですね。特に鬼畜な人のパートとか(笑) こういう疑心暗鬼の中の攻防戦みたいな話は大好物なので、あっという間に読んでしまいました。これを前哨戦として、ぜひとも続編を出してほしいです。

    0
    2022年02月01日
  • 真っ白い殺人鬼

    Posted by ブクログ

    『第3回ⅡⅤクリエイターアワード』の最優秀賞受賞作品。
    2000年生まれの若い作家さんだけあってスマホアプリをモチーフにした物語は新鮮。

    「過去を自由に変えられる」夢のようなアプリ。
    もし自分だったら、過去のどの場面を変えようか思い浮かべながら読み始めたが、実はこのアプリ、そんな生易しいアイテムではなかった。

    突然消えてしまう者。
    善人の仮面が剥がれ本性が剥き出しになる者。

    正義と悪、そして『普通』の定義についても考えさせられる。

    リーダビリティの高い文章で、思春期ならではの自意識や承認欲求がストレートに伝わる作品。

    0
    2023年02月18日
  • 真っ白い殺人鬼

    Posted by ブクログ

    ❇︎
    真っ白い殺人鬼/三輪・キャナウェイ

    噂の『秘密のアプリ』は過去を変えることができる。

    それは現代版の都市伝説か、
    はたまた幸せになるノートなのか。

    人知を超えた力を手にした人は人間で
    いられるのか。

    アプリを介して欲望の殺し合いが始まる。

    人間の欲望の裏の裏、歪んだ思考は何を求め、
    何を信じるのか。

    今見えてる世界は本物の現実なのか。



    0
    2022年03月24日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!