清水順子の作品一覧
「清水順子」の「日本企業の為替リスク管理 通貨選択の合理性・戦略・パズル」「悪い円安 良い円安 なぜ日本経済は通貨安におびえるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「清水順子」の「日本企業の為替リスク管理 通貨選択の合理性・戦略・パズル」「悪い円安 良い円安 なぜ日本経済は通貨安におびえるのか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
現在進んでいる円安がなぜ日本経済にとって「悪い円安」なのかを説明。経済学の教科書的には、円安は輸出企業にとって有利だとの説明がなされているが、リーマンショック後円高に苦しみ続けた日本企業は円高分を価格転嫁しない戦略を取り、また製造拠点を海外に移すなど為替変動によるリスクを最小化してきた。したがって、現状円安がこれだけ進んでも日本企業が享受するメリットは過去に比べれば小さくなっている。また、アベノミクスの円安時にはエネルギー価格の下落により円安によるコスト増が一定相殺されていたが、近年ではエネルギー価格がロシアウクライナ情勢により高騰しており、輸入企業にとっては所謂ダブルパンチになってしまってい
Posted by ブクログ
論文調で、専門用語や論拠の解説が省かれる所があるために、やや難易度が高い。似たような本を何冊か読んだ人なら問題は無いが、入門書ではない。ただし、それ故にしっかりした構成とも言える。
円安は悪いこと?至近は物価が上がり、それは輸入エネルギー源の高騰も一因だとすれば、家計が圧迫されて日本人には厳しい。それなのに日本は安いからと、日本の情緒溢れる観光名所よりも買い物や食事、贅沢を尽くす外国人を見ると、情け無い気持ちにもなる。
著者は、最初に述べる。円安が良いという発想があったのは、日本からの輸出が多い時代が長かったからで、今は「円安が悪い」。それは2011年の東日本大震災をきっかけに、日本の貿易