作品一覧

  • 娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件
    4.3
    1巻1,400円 (税込)
    中学2年の少女を死に追いやったのは、誰か? わいせつ写真の要求、自慰行為の強要――中学校入学間もない凄惨なイジメ。だが学校はイジメを認めず、心に傷を負った少女はある日、忽然と消えた。そして38日後――。遺体は雪の中から発見された。 凄惨なイジメの実態、不可解な学校の対応。遺族・加害者・関係者に徹底取材した文春オンラインの報道は全国的な反響を呼び、ついに第三者委員会の再調査が決定した。北の大地を揺るがした同時進行ドキュメント。母の手記「爽彩へ」を収録。 取材班は旭川に向かった―― 「文春オンライン」編集部に爽彩さんの母親の支援者から連絡が寄せられたのは、彼女の遺体が発見されてから1週間後のことだった。この支援者によると、爽彩さんは2019年4月、地元のY中学校に通うようになってすぐ、近隣の小中学校の生徒から「性的な辱め」を受けた過去があり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症、死亡する直前までそのトラウマに苦しんでいたという。  取材班は旭川に向かった。だが、関係者に多くの未成年がいることを鑑み、未成年の関係者への取材は保護者を通じて申請するなど取材は可能な限り慎重に進めた。(本文より)
  • 娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件

    Posted by ブクログ

    評価なんて出来ない…しかしながらこの事件を知って欲しい…だからこの評価です。
    この事件を知ってから、風化させないように常に発信してます。毎月寄付もさせてもらってます。この事件は、第三者委員会が立ち上がっても加害者、学校、教育委員会、警察が隠蔽しようとしてます。新たに第三者委員会が尾木ママを筆頭にまた組まれました。今後進展するのを願ってます。お母様の手記はどれだけ一生懸命に母1人で育てたか、どれだけ心優しい子に育ったかがわかります。この事件は人1人亡くなっても…まだ誰も責任を取って無い事を知って欲しいです。私はこの事を知って…絶対に風化させません!!

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    2023年01月02日
  • 娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても繊細だった爽彩ちゃんが受けた傷、苦しみ、どんどん追い込まれていった精神状態は想像できないし、わかりようもない。
    母子家庭だった爽彩ちゃんのお母様の苦しみも。

    母子家庭で中学校に入る前までは快活で、絵を描くことが好きで、「将来は法務省に入って正義の味方でいたい」とよくお母さんに言っていた爽彩ちゃんは、希望していた中学の入試に落ちてしまい、地元のY中学校へと進学。
    しかしそのY中学でたくさんの人達に陰湿で、性的な辱めなどの凄惨ないじめを受けた爽彩ちゃんは、先生や学校にも相談して、精神病院に入院したり、苦しんだ末に、どんどん追い込まれていき、旭川の氷点下の極寒の中で日本のとても大切で尊い人材

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    2022年07月04日
  • 娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件

    Posted by ブクログ

    加害者たちの楽しみと、学校側や教師の保身のために、人権がここまで愚弄され踏みにじられていいものだろうか? 加害者は遊び半分に被害者を弄び、裸の画像をネットに拡散し、公園で小学生も見ている中自慰を強要した。学校側もこれを事実として把握した。にも拘わらず「いじめはなかった」と強弁し続けた。しかし文春の取材で事件が明るみに出るや、ようやく事態の大きさに慌てて教育委員会が第三者委員会を発足し調査をさせることを公表する。しかし、父兄や遺族からの質問には、すべて第三者委員会の調査に任せているといいのがれ一切まともに答えず(学校による父兄への説明会の模様がノーカットで掲載されていて、その様子がよくわかる)、

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    2022年04月20日
  • 娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件

    Posted by ブクログ

    取材班渾身の仕事。単に仕事だから、ではない、この事象に対する執念を感じた。
    教育、行政組織だけでなく、SNSにまつわるリテラシーの問題も投げかけている。
    まだ事件は終わっていない。

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    2022年04月17日
  • 娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件

    Posted by ブクログ

    ただでさえ、生きにくさを持った心。そこに降りかかる無残な仕打ち。辛かったろう、怖かったろう、寒かったろう。何かできなかったのか。教育者達は見過ごした。極寒の大地で形をなすだけの教育機関。勤め抜けさえすれば、安泰が待つ校長というポスト。ネットのデマは罪なき人々も巻き込む。”ケーキを切れない少年”そして大人たちよ。加害者憎しで終わらせてはいけない。今生きるこの国で起きたこと。いじめに発達障害、真摯に向き合わない教育、地方の人材難、ネットの中傷・・山のように突き付けられた課題。一つ一つ解いていかなければならない

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    2022年01月07日

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