作品一覧 2022/07/29更新 彼と彼女の衝撃の瞬間 試し読み フォロー 彼は彼女の顔が見えない 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> アリス・フィーニーの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 彼は彼女の顔が見えない アリス・フィーニー / 越智睦 2024年2冊目。 アダムの相貌失認という設定に惹かれ、騙されないぞと警戒しまくりで読み進めました。 「妻が途中で替わっていた」トリックは見抜けたものの、小さな驚きが随所に挟み込まれていて全く飽きさせない! それぞれの主観パート・手紙パートを行ったり来たりする語り口、大好きです。 聖人ながらも孤...続きを読む独で妄想癖ありのロビン、小物感あふれるアダム、寝取りゲス女のアメリア、不器用な頑固老人ヘンリーと少数精鋭で魅力的なキャラクターが素晴らしい。 細かなミスリードが多く、何度もページをめくっては戻り、めくっては戻り…紙の本で買ってよかった。 ラストの私立探偵がきちんとオチをつけてくれるのもにくい演出。 「おもてなしの心、ここに極まれり」(解説より) ミステリファンとして大変楽しませていただきました。 前作・前々作も読んでみたい、お気に入りの作家になりました◎ Posted by ブクログ 彼と彼女の衝撃の瞬間 アリス・フィーニー / 越智睦 『彼』と『彼女』の関係性を辿るのにシンプルだけど一ひねりふたひねりもある、ふたりの関係と謎めいた第三者、そして次々と解明されてゆく過去の出来事。 初めからグイグイとそれでも丁寧にページを捲り、どんでん返しが待ち受ける結末へ。 フィーニーと言う作家さん、お気に入りのひとりのしてカウント! Posted by ブクログ 彼と彼女の衝撃の瞬間 アリス・フィーニー / 越智睦 彼と彼女、2つの一人称視点から語られる物語が、螺旋状に絡み合い、その語りによって読み手を手のひらで転がす……そんな印象を受けた。 最後のどんでん返しだとか、ミステリ小説にあるあるな謳い文句はあるけれど、私はこの作品はまさに「踊らされる」ことを楽しむものだと感じた。 2つの「わたし」で語られるので...続きを読む、どちらにも感情移入するし、猜疑心を抱く。その翻弄されてしまう点が、この作品の醍醐味なのだ。 Posted by ブクログ 彼は彼女の顔が見えない アリス・フィーニー / 越智睦 控えめに言っても傑作!! 前作のサスペンスもかなりおもしろくて、一気読みだったけど、 今作はじわじわ迫り来る緊迫感からの衝撃のどんでん返しが巧妙過ぎて、、、 読書というかもはや体験だった。 もう大好きな作家の1人になりました。 Posted by ブクログ 彼は彼女の顔が見えない アリス・フィーニー / 越智睦 アリス・フィーニー2作目。 相変わらず登場人物リストがない作品笑 前作「彼と彼女の衝撃の瞬間」から抜群に面白くなった。 舞台は人里離れた湖畔にある古いチャペル。夫婦が訪れ、それぞれこの旅行で今後の結婚生活を決めようとしている。チャペルに到着したはいいもの、不可解な出来事が相次ぎ。。。 夫婦二人の...続きを読む視点で語られつつ、途中からもう一人と謎の手紙が挟まれる。正直、全く信用できない語り手ではあるが、登場人物の少なさから何となく何が行われているのかは予想できるかも。ただそれを踏まえても極上のサスペンス小説だった。 ラストの不気味な余韻も、原題がRock paper scissorsであることを思い出すと、効果抜群。 Posted by ブクログ アリス・フィーニーのレビューをもっと見る