フェルナンド・アラムブルの作品一覧

「フェルナンド・アラムブル」の「祖国」「祖国 上下合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 祖国 (上)
    3.5
    1~2巻3,300~3,630円 (税込)
    夫を殺したのは親友の息子なの? ごく普通の二つの家族が「愛国心」のもとに引き裂かれ大きな波紋を描く壮大なドラマ。バスクを舞台に世界を揺るがしたスペイン文学。大ベストセラー!
  • 祖国 上下合本版
    -
    1巻6,600円 (税込)
    夫を殺したのは親友の息子なの? ごく普通の二つの家族が「愛国心」のもとに引き裂かれ大きな波紋を描く壮大なドラマ。バスクを舞台に世界を揺るがしたスペイン文学。大ベストセラー! ※本電子書籍は、「祖国 (上)・(下)」の合本版です。
  • 祖国 (下)

    Posted by ブクログ

    「バスク人の国を作る」ための独立運動盛んな時代のスペイン・バスク地方。家族同然の付き合いだった二つの家は、過激派となった一方の息子がもう片方の父親を銃殺したことで疎遠になった。夫を殺された妻は、20年の時を経て真実を明らかにしたいと願う。夫を殺したのは、本当に彼なのか?

    一章が5ページ程度と短く、2家族9人のメンバーが代わる代わる語り手となってモンタージュのように20年の出来事を語る。計算された不親切さで、時系列もばらばらなうえ肝心な出来事がなかなか解説されない。少しずつ輪郭がクリアに、年表が埋まっていき、ラストのカタルシスを生み出すことに成功してると思う。

    原題のpatriaは故郷という

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    2022年04月16日
  • 祖国 (上)

    Posted by ブクログ

    <上・下巻併せての評です>

    ピレネー山脈の両麓に位置してビスケー湾に面し、フランスとスペイン両国に跨がるバスク地方。古くから独自の言語、バスク語を話す民族が暮らす土地だが、現在は国境によって北はフランス領、南はスペイン領に分断される形になっている。この小説は、スペイン側のギプスコア県にある村に暮らす二家族の確執を描く。確執を生み出すもとになったのは、民族独立運動から派生し、今やヨーロッパ最後のテロ組織といわれるETA(バスク祖国と自由)が起こした殺人事件。

    殺されたのは、村で運送会社を経営するチャト。それ以前からETAに運動資金として多額の金銭を要求されていた。何度か応じはしたものの、相手

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    2021年05月31日
  • 祖国 (上)

    Posted by ブクログ

    近所で仲の良かった家族二組。片方から息子がテロ組織に加入し、もう片方の父親がテロ組織に殺されてしまった(はっきり説明されないが、会社経営なので金銭の要求はされていた)舞台はバスク地方(スペインとフランスにまたがる)二番目の夫婦の会話。妻「あの子はバスクのために働いてるのになぜ悪く言われるのよ」旦那「お前何言ってるんだ。チャト(殺された人)とは顔なじみだろう。それを息子が殺したかもしれないんだぞ」アイデンティティの表明より大事なものはあるのさ、ババー。なんかスペイン人って閉鎖的。自分らは侵略行為しといて。

    0
    2021年12月01日

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