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  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

    Posted by ブクログ

    エイリアンを探すことは、人類や地球環境について多くを学ぶことに直結することを教えてくれる本です。ただ人類がSETIなどで認識できる知的生命体が、人類と同様の環境で生まれ、類似の知性をもつという前提が、このような試みの限界なのかなとも感じました。たとえばスタニスワフ・レムのソラリスや、ロバート・チャールズ・ウィルスンの時間封鎖などに出てくる生命体?などは、人類にはやはり検出も理解もできないのではないかと思います。おそらくはこの著書に登場する科学者たちも、そのような限界は理解していることでしょうし、その上で様々な考察をして、できることを考えているのではとも思われました。

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    2021年08月24日
  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

    Posted by ブクログ

    地球外知的生命体を探索する、SETIに関する最新の知見をまとめた本書。

    そもそも天の川銀河において、宇宙空間に進出できる文明をもつ知的生命体はどれほど存在しているのか、またその文明の存続時間は人類文明の存続時間と重なりうるのか。また、仮に上記の条件をクリアしていたとして恒星間航行が果たしてできるのか。
    もし宇宙人が存在し恒星間航行が可能なのであれば、なぜいま彼らかここにいないのか。つまり、宇宙人は存在しないのでは。という矛盾をフェルミのパラドックスと呼ぶ。
    また、SETIとは別に、積極的にメッセージを宇宙に向けておくるプロジェクトもあり、そちらは危険なエイリアンに地球の位置を教えることになる

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    2022年10月10日
  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

    Posted by ブクログ

    冗長なのでかなり読み進めづらいものの、
    地球外知的生命体の探索を巡って行われている取り組みについて理解を深めることができる。

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    2021年10月14日
  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

    Posted by ブクログ

    「三体」を読んで宇宙にメッセージを送る危険性について認識をあらたにしたところで、地球外生命を探すための最新情報が得られるかなと読んでみたこちらの本、いい意味で裏切られました。地球外生物を探すことは、人類や地球上の生物、地球の未来について考えることにつながるという、読んでみれば確かに、と気づかされることが多数あった。そもそも探してる知的生命体の知的ってどういう存在のことだっけ?という問いかけからしてなかなかに複雑だ。何光年、何十光年も離れている恒星系に向けてメッセージを送るのには莫大なコストがかかるのに、地球外生命体がわざわざメッセージを宇宙に向けて送るメリットがないのでは、という現実的な観点は

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    2021年09月12日
  • 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学

    Posted by ブクログ

    単なる「エイリアンはいる」と言うような興味本位的な本ではなく、地球外知的生命探索(SETI)を世界ではいかに本格的に、そして真面目に、さまざまな角度から研究が行われているかと言うことが書かれている本。
    生命が人間とは異なるものである可能性を考えれば、地球と同じ条件がそろう必要はなく、何らかの命が生まれる環境は幅広くあるはず。しかし地球外に生命がいるとしても、どんな知能があるかもわからない相手と、いかにコンタクトをとるのか?
    これに関しても、人類が歴史の中で今日コミュニケーションをとれるようになっていることが示唆していると言う。
    中には理解が難しいところもあったが、筋は理解できた。そして今までは

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    2021年07月19日

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