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  • 魚屋は真夜中に刺身を引き始める―――鮮魚ビジネス革新の舞台裏
    3.0
    1巻1,485円 (税込)
    高級百貨店の食品フロアーで鮮魚売り場を運営する水産販売業が、著者が社長を務める東信水産(本社東京)。戦後の混乱期に創業し、高度成長に合わせて刺身技術に特化し、マグロやカニなど高級品を中心に取り扱い、業容を拡大して著者は4代目にあたる。3代目から会社を受け継いでからは、閉塞感が高かった既存事業である鮮魚ビジネスに変革を起こそうと、市場開拓、売り場改革、IT化など次々に新たな取り組んできた。特に注目すべきは、これまでどの流通業者も試みてこなかった刺身の加工場での製品化。店頭で魚をさばくだけではなく、加工場で大量に刺身を作ることで、効率化を進めるとともにミニスーパーなど店頭で製造が困難なチャネルの開拓を始めている。書名の「真夜中」は、加工した刺身は当日にしか売れないため、日付が変わった時点から商品を作り始めることに由来する。 農産物や食肉とは違い、鮮魚ビジネスの近代化には数多くの障壁があり、これまで業界には革新が起きてこなかった。水産流通の問題点を明らかにし、鮮魚ビジネスの未来像を提示する。
  • 魚屋は真夜中に刺身を引き始める―――鮮魚ビジネス革新の舞台裏

    Posted by ブクログ

    「魚屋は真夜中に刺身を引き始める」

    1.著者
    1949年創業 荻窪本社の魚屋 4代目。
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    2.魚の供給と需要
    供給漁獲量は、1984年と比較して7割減。
    1人あたりの消費は2001年と比較して4割減。

    一方で、回転寿司でおなじみのノルウェーサーモンをはじめ、品種によっては需要増加も存在する。
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    3.魚屋の実験
    調理時間別に魚を陳列した。
    結果、調理時間短い魚ほど売れたいう結論に。

    消費側が調理に時間をかけたくない、また売る側に消費側の視点に寄り添うことの必要性が明るみに。
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    4.儲かる刺身。鮮度と量産。両軸を。
    スー

    0
    2021年09月25日

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