作品一覧
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3.51巻704円 (税込)「人」と「山」の共存方法を探る。, 日本の林業従事者数は、三十年で三分の一以下に減ってしまった。神奈川県内で森林整備・管理の続ける山のプロが、問題を抱える日本の林業の「これから」を展望。山の仕事をするうえで大切なことを語りつくす。山林の魅力や存在意義、楽しみ方も紹介。地球環境を考えるためにも役立つ一冊。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
神奈川県で現役で林業の会社を経営されている方が、
丁寧に林業、その問題点、人材育成にかける作者の林業というライフワークを解説した本。
実務的な本ではなく細かい作業などの解説はないので、林業に興味を持った人が読むには手に取りやすい。
持続可能な社会を目指す中で、樹を植えればいいというものではなく、水や生態系など多くの自然環境に寄与する森林と付き合っていくために林業の意義を強く感じさせてくれる。
業界として縮小を続けるも、止めどない自然環境を相手にする林業のなかで、人材を育てるが早いか、3Kの現場に自動化の波が押し寄せるが早いか。
厳しい自然環境を見極め、それを扱う熟練したスキルを求められる