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Posted by ブクログ
タイトルは『魔法』だが、古代宗教、哲学思想、錬金術、魔術、占いなど広く神秘主義について、全体的にまとめられた本。オカルトを楽しむよりは科学的に考察していて、魔術師の言い分をそのまま説明する文章にも冷ややかさが覗える。
挿絵というか図版が多く、また色や図像の解説はアーティストである著者ならではの詳しさと愉しさだろう。
一般読者向けではあるが、文章は思ったより読みにくく感じる。シンプルに見えて、前後と併せて読み直しても結局この記述は肯定なのか否定なのかよくわからない、みたいなことが多い。もとの文章の構成と、あとはなるべく原文に忠実に翻訳された結果だと思われる。
参考文献は原著のものではなく、人文書