作品一覧
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3.6「ONLY、OR」から「AND、WITH」の時代へ コロナ禍で日常生活や働き方が激変し、心のどこかで「これまで通りの生き方で本当にいいのか」と悩んでいる人も多いのではないだろうか。 ニューノーマルは見たことのない世界ではなく、「デジタル化」「多様性」「環境意識」といった後回しにしてきた問題が目の前に突き付けられただけ――。 JR東日本でエキナカや地域活性化を成功させてきた著者が、「『What if?』という自問自答が必要」「仕事と生き方は融合していく」「サステナブルが日常に」など、個人や企業の「これからの生き方」を提示する。 アフターコロナの世界では古くからあるものづくりや文化に恵まれた「地域」に大きな可能性があり、そのカギとなるのが「よそもの」だという。 テレワークの普及や副業解禁で都心のビジネスパーソンが「よそもの」として地域のものづくりやビジネスに参画し、マーケティングやマネジメントの知見を持ち込むことでシン・チホウ(新・地方)が生まれるというのだ。 本書では著者が地域の1次産業の可能性に目覚めたきっかけとなった青森のシードル工房「A-FACTORY」をはじめ、鹿児島の超高級リゾート「天空の森」、「小さくて強い農業」を提唱する茨城の「久松農園」、 英国南西部ウエールズにある古書を観光資源にした町「ヘイ・オン・ワイ」などの事例を紹介している。
掲載誌
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
【古くからのものづくりや文化に恵まれた資源豊かな地方が、未来に生き残るシン・チホウとしてこれまでと未来をつなぐことができるか。その分かれ道は、まさに今、「よそもの」との共創にかかっているのです】(文中より引用)
新型コロナの影響も受け、変化が加速していく消費スタイル。新しい消費者意識に適合できるのは、地方と「よそもの」の共創だと説きながら、その実例や試みを紹介していく一冊です。今面白い動きを見つけるとしたら、それは「国」レベルではなく「街」レベルだということを強く印象付ける内容でした。著者は、JR東日本でエキナカ事業を手がけた鎌田由美子。
駅ナカにある「のもの」も今度行ってみよう☆5つ -
Posted by ブクログ
以下、引用
●ワーク&ライフインテグレーションとは、仕事もプライベートも人生の一部であり、例えば仕事が充実しているときにはプライベートも充実するといったような、双方がリンクし合うことで良い相乗効果を生み、人生の充実感・幸福感を得るという考え方です。
●仕事かプライベートかの二者択一ではなく、そのバランスでもなく、まさにワークライフインテグレーション。自らの人生観を軸にワークとライフを柔軟に設計し、双方を充実させようとしています。
●社会の課題解決にビジネスチャンスがあr、SDGsはそれが詰まっているものだと言われます。多くの企業がCSR(企業の社会的責任)活動を進めてきましたが、これまでと大き -
Posted by ブクログ
元弊社事業創造本部の人かぁ。
本社唯一キラキラした部門だよなぁ(あとイノ推とか)。
と、傍流田舎系電気系鉄道作業員がぼやいております。
さて、「よそもの」だけど、意識をもって自ら動かないと日本どころか地域を変えることすら全くできない。
それは東京育ちの俺が長野市、大町市、上田市に計8年を過ごしたけれども、ただ住んでいるだけで何もしなかったから。
何かを変えよう、ビジネスでもいいから、何か目的をもって地域に飛び込んでも何も変わりません。
そういった、目的ありきで地域を目指す人にとっては指針の書。
何もやることないけど、ただ何となく移住が流行りだから田舎に住んでみようと思う人