ユーザーレビュー 危機の世界史 ダン・カーリン / 渡会圭子 個々の章が小気味よく展開され、かつジャーナリストらしい書き振りもおもしろく読みやすかった。Podcastをしている人なので、構成もより受け手に寄り添ったものだなあという印象を受けた。 人類の歴史において、進化と退化は相対的なものであり、その時代に生きる人だけでなく、のちの世代の評価も得てこそと感じ...続きを読むた。映画「猿の惑星」の引用が何度か出てくるが、猿からみた人間の愚かさを指摘するようだ。 アッシリアの苛烈な政治とその報いの部分は発見があった。第二次大戦の指摘もなるほどと思う箇所がいくつか。近代以降は理性を大事にする傾向が強まっているが、人間は感情の生き物なのだと再認識した。 Posted by ブクログ 危機の世界史 ダン・カーリン / 渡会圭子 コロナ禍の直前に出版されたため、もちろんその記述はない。しかし、人類を脅かした疫病の内容は生々しい。それ以上に恐ろしいのは核を手にいれた人類がたった一人の人間にその発射ボタンを握らせていることかもしれない。 Posted by ブクログ ダン・カーリンのレビューをもっと見る