作品一覧

  • 福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく
    4.5
    福島原発事故後の甲状腺被ばく測定、裏で仕組まれた歪曲と隠蔽の工作。なぜ被災者は裏切られたのか――。執念の調査報道で明らかになった衝撃の新事実が、今ここに。2021年3月で発生から10年となる福島原発事故。時間の経過とともに事実究明や責任追及が希薄になるなか、今現在も放射線の影響で生じうる健康被害を懸念する人々が多数いることを忘れてはならない。本書は、新聞記者である筆者が被害の核心とされる甲状腺被ばくに切り込み、国や県が実態把握を怠った狡猾な工作を告発する書である。彼らが認めていない放射線被害がいかに隠蔽・歪曲されたか――。綿密な情報開示請求で得た膨大な量の文書とその解析、関係者への周到な聞き取り取材により、衝撃の真相に迫る。
  • 福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく

    Posted by ブクログ

    福島原発のメルトダウンが起こって、放射線被害はないとされている。
    福島第一原子力発電所の事故では、主に放射性ヨウ素や放射性セシウムが放出された。 すべての放出量(ヨウ素換算)は、57万~90万テラベクレル(テラは1兆)と推定されている。 これらの放射性物質は、主に2011年3月12日~15日にかけて放出された。
    チェルノブイリ原子力発電所事故では、事故直後に飲食物の適切な摂取制限がなされず、住民が汚染された飲食物を摂取したことが内部被ばくの要因となった。
    一方、福島第一原子力発電所事故では、2011年3月17日に放射性ヨウ素と放射性セシウムの暫定規制値を定め、水や牛乳、葉物などの農作物、海産物

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    2022年03月28日
  • 福島が沈黙した日 原発事故と甲状腺被ばく

    Posted by ブクログ

    見慣れない用語が多くてたじろぐけど、情報開示請求を駆使して取材を進めていくところは推理小説のよう。
    当時の現場の切羽詰まった状況も読みとれるけど、おかしな計算式には息をのんだ。
    執念の取材で公開してくれたことに感謝したい。

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    2021年03月13日

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