逆境は、ストア哲学の神々から与えられたゲームと考える。
フレーミング効果=状況をどう捉えるかによって、楽観主義でいられる。
逆境への加害者は、他人ではなく最初に自分。逆境の多くは準備不足、予測不足。
逆境の大きなコストは、不安や苦痛。その感情が減れば影響は少ない。
怒りの対処は抑えるか発散するか。どちらもいい結果にならない。怒りの感情を避けるべき。怒りの感情は自分に害を及ぼす。
選択肢が限られているときに、くよくよ悩むのは愚か。
レジリエンスは、身に着けられるもの。逆境に慣れる、わざと身を置いて自分の限界値を知っておく。
潜在意識はほっておくと逆境の犯人探しを始める。
ストア主義者にとってのテストととらえる=ストイックテスト戦略。
定期的にネガティブビジュアリゼーションを行う=今より辛い事態にアンカリングする=今に感謝できる。
あなたが傷つくのは、傷ついたと認識したときだけである。評価によって変わる。=フレーミング効果
相反する義務のフレーム、能力不足のフレーム、物語のフレーム、喜劇のフレーム、ゲームのフレーム、ストイックテストのフレーム。
怒るときは、怒っていると見せかける。
怒りと情熱を混同しない。怒りに身を任せず、ガンジーやキング牧師のようにふるまう。
グリーフケアによってレジリエンスが弱められることがある。悲しむのは体裁。受容のみを実行する。
ローマ時代の神、ユビテル。
逆境を歓迎する=神の注意を惹いた人間である証拠。
逆境に対して平静でいることはB、Aを目指すなら歓迎し意気揚々とすること。
5秒ルール=5秒以内にこれはストイックテストだと認識すること。潜在意識に犯人捜しをさせない。
ストア哲学的冒険=厳しい環境、不快な環境に身を置く。
自分のうちにいるナマケモノと戦う。数多く戦っておけば、いざという時に簡単に勝てる。誰かと戦うのではなく内なるナマケモノと戦う。
世界に出ていき、できるだけ多くのノーをもらう。ノーは助言のうち最も価値があるもの。
いちばんの失敗は、失敗を恐れるあまり試みないこと。
コンフォートゾーンの拡張=胆力を鍛える。あえて状況が悪くなるように行動する。ストア哲学的冒険を組みまわせる。山へ登ることは胆力を鍛えながら冒険になる。ネガティブビジュアリゼーソンは、思考実験。胆力を鍛えることは実際の行動。
精神力を鍛えるには、恐怖に立ち向かう。
身体を鍛える。運動は心地よさを生むだけでなく、コンフォートゾーンを拡張するために行う。
断食を行う。生活を質素にする。喜びを喜ぶ=なんにでも喜びを見出せる能力を磨く。
宗教家は死後をよくするために苦行をする。ストア哲学者は、よりよい人生を送るために苦行をする。快楽主義者は喜びを味わう能力が弱る。
慢心や思い上がりは女神メネシスに懲らしめられる。ナルキッソスの例。
良い知らせは口外しないほうがいい。幸運に対しても不運と同じように対処する。
成功は幸運のおかげ、と公言する。
死を考える=これが最後であると思う。どんなことでもこれをするのは最後かもしれないと考える。
死よりも容易なものはない。平静を保つことは難しい。自殺は卑怯である。
人生は書物である。主人公の発言、行動、思考は自由にできる。出版がいつになるかがわからない書物。いつ出版されてもいいように、その時までの分は完成させておかなければならない。感謝、愛すること、を完結させておく。
死は冒険である。
『良き人生についてーローマの哲人に学ぶ生き方の知恵』
『迷いを断つためのストア哲学』