作品一覧 2023/11/20更新 グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人 試し読み フォロー ルポ 無縁遺骨 誰があなたを引き取るか 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 森下香枝の作品をすべて見る
ユーザーレビュー ルポ 無縁遺骨 誰があなたを引き取るか 森下香枝 俳優島田陽子さんが無縁遺骨になったことがニュースになっていた。 このルポは、それが特殊なことではなく、我々にも身近なテーマであることを 切々と語っている。 先日、桜満開の中、八柱霊園を花見ランした。 広大な敷地。千葉県松戸市にありながら、所有は東京都。 都民と、松戸市民がここに入ることができること...続きを読むは知っていた。 東漸だが、どこもかしこも墓だらけ。 そんな中、無縁仏のお骨もここに来る、というのはこの本を読んで初めて知った。 実際私自身、墓についてはいろいろ考える。 すでに両親は他界しているが、妹が見る形になっている。 が、妹は独身。今年で定年。このあとどうすることやら。 その意味で私は自分で墓を建てることもできるわけだが、 その気はない。 町を墓だらけにしても仕方ない。 樹木層でも散骨でもいい。八柱にその制度がなければ合同葬でも、、、 そのあたりをどう考えればいいかが、この本には書いてある。 少子化で、これからは少ない若者が遺骨を背負うことになる。 そうさせては申し訳ない。 将軍家だって墓じまいするのだ。 自治体で対応、といっても、原資は若者の税金だ。 貧しくなっている日本。 パイの取り合いで国会議員や役人がやくざのように自分の利益だけ考えるのでなく、 市民目線で国富を市民に配布してほしいものだ。 こうした終活、遺骨にも目を向けて。 Posted by ブクログ グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人 森下香枝 グリモリ好きにとってはこのところ目立った収穫が無かっただけに、本書は待望の、そしてもしかしたら本当に「最終報告」となってしまうかもしれない一冊だ。 冒頭、5億4千万強奪事件の経緯から語り起こし、要所に未公開の捜査調書を織り込んだ事件の概要、警察の追った容疑者像と、既知の事柄も含め、グングン読ませる。...続きを読む そして圧巻はやはり「真犯人」と銘打った本書が初めて明かす容疑者像。正確には容疑者グループの中の実行犯リーダー格の人物なのだが、それにしてもあの「かい人21面相」の脅迫状の醸し出す雰囲気と「彼」のたたずまいが見事にハマっているではないか。 印象に残ったのは終盤、当時の捜査員(現職府警幹部)に「真犯人=彼」の可能性をムキになって否定される場面。あれだけ警察のプライドを踏みにじられ、刑事人生をかけてそれでもホシを挙げられなかった屈辱が、「今になってお前なんかに」という屈折した感情になって爆発する。人間とは、人生とは何ともやっかいなものなのだ。 小学生のときこの事件に出会い、何の因果か人生観の深いところに影響を受けてしまった身としては、一抹の寂しさが残る「最終報告」だった。 Posted by ブクログ グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人 森下香枝 グリコ・森永事件については、学生以来の研究テーマで、知識レベルには相当の自信があったが、初めて知ることの多さに驚く。女性記者だから、ここまで潜り込めるのか、著者の勇気に敬服。 Posted by ブクログ ルポ 無縁遺骨 誰があなたを引き取るか 森下香枝 はじめに、と著者が記しているように、誰しも「無縁」になる可能性がある中、自分はどうなるのだろうと考えながら読み進めた。 自ら選んで無縁になる人、結果として無縁になってしまった人、死生観を試されている気分だった。 著者は大伴旅人の歌から、無縁でも何とかなると心を軽くした様だが、果たして私はどうだ...続きを読むろうか。 Posted by ブクログ ルポ 無縁遺骨 誰があなたを引き取るか 森下香枝 子どもや孫がいたって近くにいるとは限らない時代、少しのずれで無縁遺骨になってしまう可能性が誰にでもあると思うと、考えさせられる。 親戚がいたって最後の1人は無縁遺骨。 別に大きなお墓や盛大な法要は必要とは思わないけど、後々の人を困らせるのは避けたいな…。 Posted by ブクログ 森下香枝のレビューをもっと見る