リアム・ヴォーンの作品一覧
「リアム・ヴォーン」の「フラッシュ・クラッシュ Flash Crash たった一人で世界株式市場を暴落させた男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「リアム・ヴォーン」の「フラッシュ・クラッシュ Flash Crash たった一人で世界株式市場を暴落させた男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
アスペでゲーマーの中堅大卒男が新聞の募集広告きっかけにプロップ指数トレーダーになり異様な集中力とパターン認識力で頭角を現す。稼いだカネを使うことには興味がなく、ひたすら自己のポジションを巨大化することに没頭する。
独立してどんどん巨大化。そのうちに市場を席巻するアルゴリズムをやっつけようと見せ玉を駆使し始める。アルゴリズムに勝つためだということで見せ玉の規模やインパクトなどがどんどんえげつなくなり世界一レベルとなる。そんなところへ2010年にフラッシュクラッシュが発生、原因調査の過程で当局に見せ玉を駆使しまくっていた自身の存在がバレて逮捕。数十億円もってた資産の大部分が没収されてしまう。
本書
Posted by ブクログ
2010年5月6日のフラッシュクラッシュの引き金になったトレードは、
イギリスの若者がベッドルームから仕掛けていたというお話。リーマンショック後に取引の大半が高速取引に置き換わっていく中で、それにあらがい裏をかきにいった個人トレーダーがいるという、「巨大市場vs個人投資家」の構図。個人的にはこのパターンの物語は好き。特に証券市場もので。
著者がBloombergのアナリストだけあって、各方面への取材を元に描かれているようで、主人公であるナブの人物像が立体的。生い立ちから、数字に関わる狭く分野で異常に深く優れた能力を発揮できる部分がトレーディングにはまった。しかし対人関係が極端に弱く、結局食
Posted by ブクログ
謎の瞬間的な恐ろしいほどの株価暴落のニュースは覚えていました。株式市場はもはやアルゴリズムが勝手に高速に売買しているだけなので、何か変な動きがあるとそれに引っ張られてしまう危険性がある、という事実もその時に初めて知りました。
その後、「フラッシュ・ボーイズ」を読んで、もはや金融市場は(意義はあるけど)正しく機能していないと見切りを付けたのですが、その後に書かれたこの「フラッシュ・クラッシュ」は、実はそのトリガを引いたのは一人の人間(の取引操作)だった真実に辿り着くまでのドキュメントです。
当の本人がフラッシュ・クラッシュを起こした訳ではなく、トリガまでで、それに高速自動売買を繰り返すアルゴリズ