新しい研究に基づいて、ティラノサウルスについて説明している本。
竹内薫さんがレビューしてて気になったので読んだ。それと以前、「恐竜くん」が書いた本を読んだことがあって、子供の頃の恐竜の知識が古くなっていることに衝撃を受けたので、他にも新しい情報あるか期待して読んだ。
そこそこ知らなくてびっくりす
...続きを読むる情報もあって満足。図鑑的な説明じゃなくて、語りかける感じの文章。恐竜好きの子供はワクワクするのかも。白黒なのが少し残念。恐竜の色の話も出てくるので、そこはカラーにしてほしかった。図鑑もセットで読むと理解が深まるのかも。
気になったところはこんな感じ。
恐竜(ダイナソー)は「恐ろしいトカゲ」を意味するが、恐ろしかったわけでも、トカゲだったわけでもない。
恐竜は1億8000万年ほど生きてた。
恐竜の種類がふえた理由のひとつは、捕食するがわとされる側の競争があげられる。
ティラノサウルスのモデルをつくり、シミュレーションした結果、最高時速40キロくらいだった。
最大の咬合力をもつイリエワニの3倍異常の咬合力。
前脚(腕)は短いけれども、かなり力強い。あまり動かなかったけど、ケガをせずに獲物をしっかりとつかまえられた。
ティラノサウルス科の恐竜には羽毛がはえていたものもあった。
ティラノサウルスの体中、そして尾の上面にそってかなりの羽毛がはえていた(と考えても合点がいくらしい)。
白亜紀後期のおわりでは、北極や南極に氷ができるにはまだあたたかすぎた。
羽毛が何色だったかは化石化にも耐えるメラノソーム(色素顆粒)と呼ばれる細胞小器官でわかる。
シノサウロプテリクスとアンキオルニス・ハクスレイは色がわかっている。
トリケラトプスよりもティラノサウルスのほうが、脳が大きく知能もあると考えられている。