ユーザーレビュー 空に住む 小竹正人 ずっと傍にいた猫が難病になり 介護をしている姿は他人事ではなくて 私にも愛猫がいるから いつか訪れる自分の未来だと思う。 猫も人間も命があるから 病気になることもあるし 歳を重ねながら いつか訪れる死に向かって生きている。 だから別れの日は必ず訪れる。 それは理解しているんだけど 別れの日が来...続きを読むるのは辛い。 猫が亡くなった瞬間 桜の木の下で火葬した瞬間は この本を読んで一番泣いた。 そして 主題歌の『空に住む』が 絶望の中から生きようとする 主人公の心情にぴったりで 泣きながらいい曲って思って 心に染みてきた。 Posted by ブクログ 空に住む 小竹正人 ペット飼ってる人は泣いちゃうかも 何度も泣きそうになりながら読みました。 最初の方はそんなにめちゃくちゃ続き読みたい!って感じではなかったけど、半分くらいからどんどんページめくるのが早くなって一気によみきりました。 Posted by ブクログ 空に住む 小竹正人 主人公、直美の喪失と再生の物語。 感情を素直に出すこと、誰かに頼ることって案外難しい。 それができない背景を人のせいや、環境のせいにするのは簡単だけど、まずはできないことを認めることから始める、直美は最後にそれに気づいて再生の一歩を踏み出す。 感情の揺れ動く描写、自分の弱さを認めていくことなど共感で...続きを読むきる部分が多く良い小説だった。 Posted by ブクログ 空に住む 小竹正人 "面倒なことが起こるといつも、無意識のうちに自分の殻に閉じこもってしまう癖があった。その癖はいつの間にか、本当にあったことを「なかったこと」に、実際に見たことを「見なかったこと」にすり替える術となって私の身についた。" 自分の殻と、人とのつながりの狭間で。 Posted by ブクログ 空に住む 小竹正人 映画を見て、じっくり味わいたいなあと思ったので小説を購入しました。 ひとが生きる為に何かを必要としているって、当たり前のことだけど、その何かがなくなることの恐ろしさみたいなものを感じました。 どん底から這い上がった主人公も、その手助けをした親族も友達も、みんな強くてみんな優しい。 Posted by ブクログ 小竹正人のレビューをもっと見る