栗野宏文の作品一覧

「栗野宏文」の「モード後の世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • モード後の世界
    4.2
    「来年人々が着たい服はなにか」? 答えは社会潮流の中にある 「次のトレンドはなんだろう」。? モノを作る人も売る人も、常に考えているのはそのことではないだろうか。例えば、長いスカートが流行るとしたら、「今年は長いスカートだ」ということをいち早く知りたいと思うだろう。 しかし、本当に流れをつくる人というのは、初めに長いスカートを世に出す人である。そして、「長いスカート」が流行になるのには、必ず理由があるのだ。 あるいは「そもそもトレンドとは何だろう?それは今でも意味あるものだろうか」?と根源的な問いが生じても不思議はない。 日本を代表するセレクトショップ UNITED ARROWS 創業者の一人であり、現在もUAのクリエイティブ・ディレクションを行う日本ファッション界の最重要人物は、「答えは社会潮流の中にある」と言う。 いま世の中で起きていることに対して、生活者はどのようなマインドで暮らし、何が優先されるのか。 ファストファッションなどの台頭で「アパレル危機」と言われるファッション業界は、新型コロナウイルスの影響でさらなる打撃を被った。「コロナ後」に訪れる新しい世界で、おしゃれは不要不急のものとされるかもしれない。 しかし、「ファッション」が果たせる役割はある。なぜなら、着ることは人間の尊厳にかかわることだから。着ることは生きることだから。 ファッション近代史をとおして日本のファッションの特異性と面白さを紐解きつつ、ファッション業界が向かうべき道を提示する。 ファッションとは文化であり ビジネスであり 生きることである
  • モード後の世界

    Posted by ブクログ

    栗野さんのスタイルがかっこいい
    "動機が純粋なものに人は賛同してくれる"
    など共感できる言葉が多かった!

    0
    2024年03月12日
  • モード後の世界

    Posted by ブクログ

    昨年読んだ「アパレル興亡」で感じるところが多く、最近ではUNIQLOがライフウェアと打ち出していたり、ミニマリズムやダイバーシティなどの流れも気になり読んでみた。

    なんとなく漠然として高尚な内容と思いきや、時流の読み方はもちろん、老舗のブランディングやデザイナーとは違うプロデューサーとしての考え方など、ファッションに関わる人としての物事の考え方はビジネス書としても参考になる。50歳に向けて何か自分ならではの仕事を昇華させたい40歳くらいにちょうどいいと感じた。

    最近はアートを仕事に生かして教養にしようという本も多いが、そういう本を読んでも何か足りない、そんな人には特におすすめ。

    ファッシ

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    2021年09月26日
  • モード後の世界

    Posted by ブクログ

    2020年から2021年にかけて。
    仕事と向き合う新たな視点を手に入れた感じがする。具体的に。
    政治、社会、人。よい仕事がしたければ、これらは無視できないし、無視してるうちは何にも見つからないと思った。今まではこの視点がまったくなかった。
    内に内に向いていた矢印を、内と外に。
    お気に入りの一冊。

    0
    2021年01月01日
  • モード後の世界

    Posted by ブクログ

    ファストファッションの台頭、ラグジュアリーの衰退、等身大の自分をアピールし、共感の賞賛の輪がスコア化される現代において、これまでの流行はなくなった。そしてパンデミック。体感することに価値を見出すことへの加速がされるなかで、ファッションはどこへ向かうのか。

    ただ。著者は、ファッションはどこへ向かうのか、というよりも、消費者のより良い選択をサポートするためにファッションはどうあるべきか、と考えているように感じる。問題解決の一手段としてのファッション、消費者の生き方を支援するためのファッション、そういう感じ。

    自らアフリカまで足を伸ばし、年中ヨーロッパで企画し、人を紐付け、日本に新ブランドをつく

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    2020年11月23日
  • モード後の世界

    Posted by ブクログ

    ユナイテッドアローズ立ち上げからかかわっている筆者のファッション論。
    ファッションを社会潮流を読むことが大事というのはよく分かる。

    日本ファッションはなぜ面白いのか
    ・日本には、西洋のような階級社会がない
    ・日本のファッションにはセダクション=性的誘惑性がない」
    →ファッションとは創造性と真摯なモノづくりで成立し得る自由なものだということを証明した

    日本において、日本人がラグジュアリーと感じるものは、ぱっと見て華美やゴージャスものではなく、完成度の高いものだから、ということです。

    0
    2023年02月26日

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