作品一覧 2024/04/25更新 聖徳太子 ほんとうの姿を求めて 試し読み フォロー 法隆寺と聖徳太子 一四〇〇年の史実と信仰 NEW 試し読み フォロー レキタン 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 東野治之の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 聖徳太子 ほんとうの姿を求めて 東野治之 緻密で説得力ある内容。ジュニア新書と言いながら、本格的。聖徳太子の実像に迫るには一体、どんな史料があるのか? そうした史料にもとづいてどんなことが言えるのか? 様々な説があるなかで、著者はどのような結論にいたったのか? 実証的研究の成果をわかりやすく示してくれている。 Posted by ブクログ 聖徳太子 ほんとうの姿を求めて 東野治之 聖徳太子の実像について、残された史料の性格とそれを踏まえて読み取れること、法隆寺関連の考古学調査から得られた成果を、新書にしては細かく述べてあり、聖徳太子研究の入門書的な雰囲気。 Posted by ブクログ 聖徳太子 ほんとうの姿を求めて 東野治之 東大国史出身の研究者が「不在」説を唱えるほど、21世紀の現在もとかく新説・異説・珍説の多い聖徳太子だが、本書は現在では最も伝統的・守旧的な立場からの聖徳太子小伝と言えよう。後世の偽作説の強い十七条憲法や、やはり後世の追刻説の強い法隆寺金堂釈迦三尊像光背銘を全面肯定、舶来説のある法華義疏も太子真筆説...続きを読むを採っている。さすがに「摂政」「皇太子」や蘇我馬子との共治説をそのままでは採らないが、馬子のアドバイザー・ブレーンという位置づけで事実上旧説を引き継いでいる。それだけに新鮮さは全くないが、いわゆる教科書的な通説がどのような研究史を経て形成されたか簡便に知る上では有用で、聖徳太子や太子信仰を学習する上での「出発点」としての価値はあろう。 Posted by ブクログ 聖徳太子 ほんとうの姿を求めて 東野治之 専門でない僕には、「ほぼ虚構だ」でも「スーパーヒーローだ」でもない、こういった記述がもっとも真実に近いように思える。 またソフトな語り口でありながら論争的な書きぶりは、なんだかハラハラして楽しい。 ただこの手の本を読んでいつも書いている気もするが、「絶対にこうだ」という証拠はなかなかないんだよねえ...続きを読む。 なんか西澤保彦的に「こういうふうにも考えられる」という学説が乱立している(せざるを得ない)世界のような思いをさらに強くしたなあ。 Posted by ブクログ 東野治之のレビューをもっと見る