作品一覧 2024/01/25更新 感染症の中国史 公衆衛生と東アジア 試し読み フォロー 感染症の歴史学 試し読み フォロー 脱・コロナ恐慌 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 飯島渉の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 感染症の歴史学 飯島渉 新型コロナウイルスのパンデミック、天然痘、ペスト、マラリアという感染症に人類がどのように対応してきたのかが書かれています。 マラリアが日本でも流行していたとか、天然痘で種痘がジェンナーによって開発される前は人の天然痘でする人痘という予防手段が行われていたことなど初めて知ることが多く、面白く読めまし...続きを読むた。 新型コロナウイルスの事象に限ったことではないですが、こうしたさまざまな社会事象をいかにして記録を残していくか、難しいけど大切なことだと思いました。 Posted by ブクログ 感染症の中国史 公衆衛生と東アジア 飯島渉 どうせ隋唐の歴史とかから始まるのでしょ?と思ったら日清戦争の時、香港ではペストが蔓延していた、から始まる驚きのスタート。 不平等条約撤廃による大きな成果は自国の責任で船の検疫ができるようになったこと、軍隊での疫病の蔓延、感染爆発という視点など、歴史に興味があるならば医学の歴史も見る努力をしないと、か...続きを読むなり片手落ちなのだなあと、2020年のコロナの世界を経験した一般人の歴史好きは思いました。 Posted by ブクログ 感染症の中国史 公衆衛生と東アジア 飯島渉 タイトルから、古代中国の疫病の話から始めるのかと思ったが、清末以降に近代的な公衆衛生がどのように導入されたかという話。また、中国が近代日本の衛生行政をモデルにしたことや日本統治下の台湾での感染症対策など中国だけというよりは日本に関わる話題に多くのページを割いている。 自由放任的な行政から衛生事業によ...続きを読むる民間への積極的な介入、開発に伴うマラリアを始めとする感染症の広がりなど近代化と疫病は密接な関係を有することが分かった。 Posted by ブクログ 感染症の中国史 公衆衛生と東アジア 飯島渉 本書は、ペストやマラリア、日本住血吸虫の感染拡大から収束までの、経過を追いながら考察を加え、新たな感染症へ備えとしての示唆をして結んでいる。 2009年に出版されたものなので、もう10年以上経っているが、新型コロナウィルスの最中に読んだことでとても捗った。 未知のウィルスに対する恐怖と未知ゆえの差...続きを読む別や情報の混乱。ハンセン病の歴史も彷彿とさせた。歴史は繰り返す。 感染症曝露時の緊急対策は国民の権利を制限するので、植民地化に利用しやすく正当にも使われるということはわかるが、結果としては国民が納得していなければ十分に機能せず感染症の拡大は完全には抑えられなかったことがうかがえた。 最終的に必要になるのは正しい情報が広く行き渡ること、啓発・教育だと感じた。一人一人が理解して正しく予防できなければどこかで局所的に徹底されたところで効果はない。 歴史を学ぶ意味はこのようなところにこそあると私は考える。 また、植民地戦争を感染症の視点から読むというのは初めてで、武力や経済力、ソフトパワーだけでなく、地域独特の病気、環境も左右するとわかったことは非常に面白く読めた。 Posted by ブクログ 感染症の中国史 公衆衛生と東アジア 飯島渉 2009年に出た本なのでコロナのことは書いてない。 ペスト、コレラ、マラリアと人類は常に感染症と戦ってきた。今回のコロナも乗り越えられる! Posted by ブクログ 飯島渉のレビューをもっと見る