ユーザーレビュー 嫁の甲斐性 中得一美 主人公すずは、周りに説き伏せられて致し方なく吉原の大門をくぐる。すずの身に起こる良いことも嫌なことも、それが遊女の道なんだもんなぁ…。 吉原とは華やかなれど誰かの思惑で組み立てられたシステムが構築されていて、抜け出そうにもなかなか抜け出せない。 生涯を吉原で終える遊女もいれば、無事吉原を出ていける遊...続きを読む女もいる。晴れて外へ出られた遊女は幸せを掴むことができるのか。 自分の運命に向き合うすずの生き様が、美しく思え勇気を貰えたのと、小説を通して江戸を垣間見ることができて良かった。 Posted by ブクログ 中得一美のレビューをもっと見る