作品一覧

  • 成長戦略としての「新しい再エネ」
    3.0
    1巻1,683円 (税込)
    ウクライナ危機で、日本の抱える構造的な弱さが露になっている。それは、エネルギー自給率と食糧自給率の低さが、日本のアキレス腱になっているという点だ。 暖房需要が高まる冬場には、特に東日本で電力需給の逼迫が予想されることから、広く節電が呼びかけられている。 このような中で、世界3位の潜在量を誇る地熱開発に挑む業務スーパー創業者の挑戦や、県内の全世帯数をまかなえるだけの風力発電地帯に変貌した秋田など、国内外の7つの先進事例から、我々が向かうべき未来図を描き出す。 テレビ朝日で数々の再エネ最前線を取材してきた報道アナウンサーである著者が、時代の大きな転換点にいる世界と、莫大な再エネポテンシャルを持ちながら活かしきれていない日本の課題を整理し、気候危機とエネルギー危機を生き抜く実現可能なシナリオを提言する渾身のルポ! ■内容 序章 「新しい再エネ」が成長のカギ 第1章 業界の革命児、業務スーパー創業者の地熱発電への挑戦 第2章 迷惑物が資源になる!「秋田風作戦」の挑戦 第3章 浮体式洋上風力の大いなる可能性。長崎県五島市の挑戦 第4章 日本人の発明! 次世代太陽光の主役・ペロブスカイト太陽電池 第5章 都市部に眠る資源、新しい身近な再エネ 第6章 ウクライナ危機で再エネ急加速!再エネ先進都市ドイツ・ミュンヘンの地熱活用 第7章 ドイツ、地方からの再エネ革命!驚異の再エネ比率、ライン・フンスリュック郡 第8章 識者に聴く 今解決すべき日本の課題と処方箋 第9章 再エネ拡大のための7つのポイント ■著者について 山口 豊(やまぐち・ゆたか) 1967年さいたま市生まれ。埼玉県立浦和高校、早稲田大学商学部卒業。 日本航空勤務を経て、1992年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社。 以来30年、報道番組を中心に活動。報道ステーションでは10年にわたり、日本全国はもちろん、世界の災害や温暖化問題の最前線などを取材。 著書に『「再エネ大国 日本」への挑戦』(山と溪谷社)。 環境省中央環境審議会総合政策部会臨時委員、国土交通省水害リスクコミュニケーション懇談会委員。 YouTube「山口豊アナが見たSDGs最前線」は100万再生を超えている。
  • 「再エネ大国 日本」への挑戦
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    再生可能エネルギー+循環型社会が人口減少と温暖化の危機を救う! テレビ朝日スーパーJチャンネル土曜特番の書籍化。 日本には電力需要の1.8倍の再エネ供給力(1.8兆kWh)が眠っている。 しかし、実際に利用されている再エネは、その約10分の1の1,773億kWhにとどまる(2018年度)。 一方で、日本はエネルギー自給率が11.8%しかなく、多くを海外からの化石燃料に依存している。 日本が化石燃料の購入のために支払った19兆円(2018年度)。このお金の流れを変えれば、日本は再生する。 人口減少の危機は、地方の衰退を招き、今や「地方消滅」の時代と言われています。 税収が減るだけでなく、人材の流出、産業も細るばかりです。 そんな先行きが見えない不安の声が日本各地から聞こえてくるなか、 若い人が増え、現金収入が増え、自然再生や温暖化対策にもなり、 人も地域も元気を取り戻すことに成功した事例があります。 この夢のようなストーリーにある共通点とは? テレ朝「スーパーJチャンネル」の土曜メインキャスター、山口豊が現地を訪ね、 その秘密を解き明かす書き下ろしドキュメント。 各地で盛り上がる自然エネルギー発電と地方再生に至るルポからは、 日本再生につながる明確なビジョンが浮きあがってきた。 再エネ先進国、ドイツの再生可能エネルギー事情など、世界の最新事情も描きながら、 『里山資本主義』の著者、藻谷浩介氏のインタビューも収録。 地方発、限界集落からの逆転ストーリーが「日本の未来」を明るくする! ■著者紹介 山口 豊(やまぐち ゆたか) テレビ朝日「スーパーJチャンネル土曜」メインキャスター、「BS朝日 日曜スクープ」メインキャスター、「ザ・スクープSPECIAL」では鳥越俊太郎に次ぐナビゲーターを務める。 「報道ステーション」で10年にわたり、災害現場や温暖化問題の取材を続け、局で一番フットワークの軽い報道アナウンサーとして日本全国はもちろん、世界の自然災害現場の最前線まで様々な現場を取材してきた。 1967年生まれ、さいたま市出身。
  • 「再エネ大国 日本」への挑戦

    Posted by ブクログ

    地方や限界集落が眠った資源や廃れてしまった資源を見直し、再エネ・エネルギーの地産地消で復活する事例がまとまっている。カッコいい。
    環境系の本は悲観的な内容や今すぐやらないと取り返しがつかないことになるといった内容で読んでて絶望感しか残らないものが多いが、本書は成功事例や希望が持てる書き方になっており読んでいて辛くない。
    子供がいると、じゃあ田舎に住もうとはなかなか決断できないが、DINKSや若い世代には良い選択肢が増えたように思う。

    0
    2022年10月31日
  • 「再エネ大国 日本」への挑戦

    Posted by ブクログ

    テレビ朝日アナウンサー、山口豊氏の著作。

    局の看板である「報道ステーション」で長らく現場取材を重ねてきただけあり、机上の難しい理論を並べるのではなく、自ら足を運んで取材した町を生き生きとした言葉で紹介してくれる。
    まるでテレビ番組のリポートショーをそのまま見ているような感覚だ。

    少子高齢化の波が押し寄せ、地方の産業は衰退していくばかり。将来の年金も果たしてもらえるのか。といった不安が尽きない今、太陽光、風力、水力、地熱、木材などのバイオマスといった自然の力を生かした再生可能エネルギーによって日本は構造的に生まれ変われるという。
    取り組みは全国で広まりつつあり、若い起業家や移住者によるチャレ

    0
    2020年05月20日
  • 「再エネ大国 日本」への挑戦

    Posted by ブクログ

    再生可能エネルギーの未来を感じさせる著書であった

    シュタットベルケは公益企業
    赤字を内包している仕組み

    地域内で循環させる仕組み
    岡山県真庭市
    GDPをどう捉えるか

    0
    2020年05月05日
  • 「再エネ大国 日本」への挑戦

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本のエネルギー、循環社会実現に向けた本

    メモ
    ・卒FITは純粋な再エネ電力として魅力的な商品に

    ・福島県士湯温泉

    ・高度成長により温泉旅館でないと経験できない非日常な日常に近づく形に

    ・地熱バイナリ発電、小水力、熱を生かしたエビ養殖

    ・未来の里山 西粟倉村
     若い移住者百八十人、34社起業、年間15億の売り上げ

    ・日本においてもグリッドパリティが再エネにおいてやっと成立しつつある。

    ・木の価値をいかに高めるか、知ってもらうか

    ・これまでの林業はユーザーとの繋がりがなかった

    ・バイオマス発電、二億の投資を2年で回収。

    ・太陽光パネルは20年前の十分の一の値段に

    ・かけがえ

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    2023年07月22日
  • 「再エネ大国 日本」への挑戦

    Posted by ブクログ

    国で定めた再生可能エネルギーは7つ。太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、自然界の熱、バイオマス(動植物由来の有機物)。

    日本の電気は海外から輸入した化石燃料を燃やしてつくっている。つまり日本人はエネルギーを買うのに、実は大手資本経由で海外に支払っている。その額数兆円。これは増税するより多い額を海外に流していることになる。

    一方で日本の自然に存在する太陽光や森や水は、特に地方で得やすい。
    自分たちのお金を海外の産油国に支払うのではなく、自分たちの地域で回すこと。これらを実践している国内6カ所の地方の取材をされている。

    設備投資数億円も2年で回収できるほどの売電収入と数億円規模の雇用等の地元還

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    2020年11月06日

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