産業衛生従事者、心療内科・精神科外来担当医や心理士、保健師などの専門家向け。引用文献がきちんと記載されている。1970年代からのストレス研究に基づく知見を実用的にコンパクトにわかりやすくまとめてあり、力作。
自己診断用の質問表が豊富に掲載されており、一般の読者が読む場合には質問表で自分自身の状態を
...続きを読む把握しながら読むと興味を持てると思う。
メモ
ストレスという概念は1970年代から大きく四つの考え方があった。
1ストレッサーを重視する考え方
2ストレス反応を重視する考え方
3ストレスを受ける個体側の認知を重視する考え方
4ストレスを、全体的な現象と捉える考え方
現在は、この四つをまとめて総合的ストレス過程と定義するのが最新の傾向。cooper2004