ヒュー・ウォルポールの作品一覧 「ヒュー・ウォルポール」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
ユーザーレビュー 銀の仮面 ヒュー・ウォルポール / 倉阪鬼一郎 Twitterでちらほら見かけたので気になって読みました。短編13編収録。穏やかな日常が『何か』(悪意、恐怖、妄想など)によって侵食され、乱され、崩れていく。無一文の美青年に親切にしたゆえに彼の家族に家を乗っ取られてしまう「銀の仮面」、嫌っていた相手が死んでしまうと急に親しみを感じるようになる「敵」...続きを読む、我が家に特別な愛着をもつ女の話「中国の馬」、妄想に取り憑かれたイギリス人「虎」、周りから疎まれている少年と不思議な老人との交流を描く童話のような「奇術師」など、バラエティに富んだ「不気味さ」「恐怖」が味わえます。ウォルポールの心理描写の巧みな技術者なくしては書き得ない作品だと思います。どれも大変面白く読みました。 Posted by ブクログ 銀の仮面 ヒュー・ウォルポール / 倉阪鬼一郎 表題作のみ読んだ。 偽善に生きる時ってそれでかすかに気持ちよくなったりするよね。特にいかにひどい境遇の人であるかとか、美しい人に対して偽善をする時の気持ちよさ。なんなんだろうかあれは。優越感なのかな。 そういう自分にも確かに存在する愚かな感情を肉ごと抉り取られるような感覚になった。 海外文学はなん...続きを読むとなく読みづらいと思うタイプなんだけども、文体はそれほど固くないしなにより短編なので気負わずに読めていい。 Posted by ブクログ 銀の仮面 ヒュー・ウォルポール / 倉阪鬼一郎 冒頭に収録されている表題作のインパクトがあまりに強く、他の作品の印象がかすんでしまうのが残念だなぁ…と思っていたら、ラストの「奇術師」がなんともいい話。ボーナストラックとして収録した訳者に敬意を表します。 Posted by ブクログ 銀の仮面 ヒュー・ウォルポール / 倉阪鬼一郎 やはり『銀の仮面』が秀逸。そして裏『銀の仮面』とも言える『トーランド家の長老』も面白かった。 思えばデルフィーヌ・ド・ヴィガンの『デルフィーヌの友情』も『銀の仮面』の系譜だよね。 Posted by ブクログ 銀の仮面 ヒュー・ウォルポール / 倉阪鬼一郎 「奇妙な味」として広く語られる、あるいはカテゴライズされる作品とはだいたいの場合「厭な話」であるか、”厭”な要素を持っているんじゃないか、と表題作を読んで感じた次第。 以下ずっとどうも不気味―かつ厭な話、イラっとさせられる話、どうにもすっきりしない話が続くが、最後に収録された「奇術師」でホッとさせら...続きを読むれる。 Posted by ブクログ ヒュー・ウォルポールのレビューをもっと見る