ベヴ・ヴィンセントの作品一覧

「ベヴ・ヴィンセント」の「死んだら飛べる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 死んだら飛べる
    3.4
    1巻1,540円 (税込)
    内容 【※電子書籍版にはロアルド・ダール「彼らは歳を取るまい」は収録されておりません。ご了承ください】 あなたはその飛行機と呼ばれる、柩のような金属とプラスチックのチューブが安全だと信じているのか? このアンソロジーを読めば考えが変わるかもしれない。 ひとたび機上のひととなってしまえば、あなたはもう何もできない。 積んでいる貨物が恐ろしい音を立てようが、大空でモンスターと遭遇しても、 未来人の誘拐部隊がやってこようとも、戦争が始まっても、 ゾンビが襲ってこようとも、密室殺人が起ころうとも、あなたは何もできないのだ。 飛行機に乗るご予定がおありの方は強い勇気をお持ちであることを願う。 なぜならこの本を読めば、どれだけ統計上は飛行機が安全だと言われようが、 決して統計ではわからない恐怖が待っていることがわかるはずだから。 スティーヴン・キング、ジョー・ヒルの書き下ろし作品など初訳10篇を含む、全16篇の恐怖のフライトへようこそ。 収録内容一覧 「序文」スティーヴン・キング/白石朗訳 「貨物」E・マイクル・ルイス/中村融訳 ★初訳 「大空の恐怖」アーサー・コナン・ドイル/西崎憲訳 「高度二万フィートの恐怖」リチャード・マシスン/矢野浩三郎訳 「飛行機械」アンブローズ・ビアス/中村融訳 ★新訳 「ルシファー!」E・C・タブ/中村融訳 ★初訳 「第五のカテゴリー」トム・ビッセル/中村融訳 ★初訳 「二分四十五秒」ダン・シモンズ/中村融訳 ★初訳 「仮面の悪魔」コーディ・グッドフェロー/安野玲訳 ★初訳 「誘拐作戦」ジョン・ヴァーリイ/伊藤典夫訳 「解放」ジョー・ヒル/白石朗訳 ★初訳 「戦争鳥(ウォーバード)」デイヴィッド・J・スカウ/白石朗訳 ★初訳 「空飛ぶ機械」レイ・ブラッドベリ/中村融訳 ★新訳 「機上のゾンビ」ベヴ・ヴィンセント/中村融訳 ★初訳 「プライベートな殺人」ピーター・トレメイン/安野玲訳 ★新訳 「乱気流エキスパート」スティーヴン・キング/白石朗訳 ★初訳 「落ちてゆく」ジェイムズ・ディッキー/安野玲訳 ★初訳 「あとがき――操縦室より重大なメッセージがあります」ベヴ・ヴィンセント/中村融訳 「作者について」 中村融訳
  • 死んだら飛べる

    Posted by ブクログ

    人は二本足で立った時から、次に空を飛ぶことにあこがれてきた。
    同時に、二本足になったことで感じる「不安定さ」を「不安感」という感情に置き換えて、遺伝子にインプットされてしまった。
    「足元の無い」状態の「落下」に対する不安感は誰にでもあり、ある人は「刺激」として喜び、ある人は「恐怖」として忌み嫌う。

    人類が自力による飛行を諦め、飛行機械を生み出したのは、ほんの120年前の出来事。以降は移動手段として、多くの人が「あこがれ」の空を体験することができた。

    そんな時代だからこそ、この本が生まれた。

    気の利いたスティーブン.キングの序文や、ベヴ.ヴィンセントのあとがきを含め古今の短編が19話。

    0
    2020年03月31日
  • 死んだら飛べる

    Posted by ブクログ

    飛行機に関するアンソロジー。どれも良かったけど、「第五のカテゴリー」と「落ちてゆく」はあまり合わなかった。お気に入りは「高度二万フィートの悪夢」と「ルシファー!」かな。 作品群にはホラーがあり、戦争物があり、ミステリがあり、SFがあり、ファンタジーもゾンビもあり…こうみると、飛行機というだけでも幅広く読めるなぁ、と。

    0
    2022年01月16日
  • 死んだら飛べる

    Posted by ブクログ

    これたぶん「トワイライトゾーン」で見たよね、と思われるマシスン『高度二万フィートの悪夢』は、やっぱり秀逸だなあ。

    筒井康隆『五郎八航空』も入れていただきたいところ。

    0
    2019年11月05日
  • 死んだら飛べる

    Posted by ブクログ

     スティーヴン・キング&ぺヴ・ヴィンセント編「死んだら飛べる」。飛行機に纏わる「恐怖」を描いた短編を編んだアンソロジーで、SF、ゾンビもの、怪談風のもの、リアルに怖い話からファンタスティックなもの、ミステリーまで、多種多様。そして、最後の一編は小説ではなく詩、というところが、一ひねり加わっていていっそう印象深いものになっていると思います。
     全17編中初訳が10編。編者のキング大先生とご子息ジョー・ヒルはこのための書下ろし!私はヒルのことを「もしかしたら父親以上の天才では」と思っているのですが、今回も「よくこんなことを思いついたな」というような、絶望と希望が入り混じった一編だし、われらがキング

    0
    2023年07月31日
  • 死んだら飛べる

    Posted by ブクログ

    17編の航空機にまつわる恐怖短編集。
    恐怖と言っても、化け物が出てくるような怖さもあれば、墜落の恐怖もある。
    こんな鉄の塊が空を飛んでいるってこと自体、そもそも恐ろしいこと…
    ささ、搭乗手続きが終わったのなら荷物を持って快適とはほど遠い空の旅へ。
    本書を旅のお供に持ってきた、だって?
    そりゃああなた、いいセンスだ。
    どうぞご無事で。

    いきなり最後に収められた話だが、「落ちてゆく」は本書の締めくくりにふさわしい。
    荒唐無稽?
    いや、この信じ難い出来事は実際の事件に着想を得ている。
    流れるような詩が、近づく死が、美しく残酷に迫る。
    空から人が落ちてくる、なんてラピュタじゃあるまいし。

    「彼らは

    0
    2022年07月24日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!