ジョセフ・ヘンリックの作品一覧
「ジョセフ・ヘンリック」の「WEIRD「現代人」の奇妙な心理」「人類が進化する未来 世界の科学者が考えていること」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ジョセフ・ヘンリック」の「WEIRD「現代人」の奇妙な心理」「人類が進化する未来 世界の科学者が考えていること」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この辺りの大きな話(宗教とか文化・社会規範とか進化とか)はもう、文化人類学だけ、心理学だけ、宗教学だけでは太刀打ちできず、コングロマリットなチームでやっていく境界テーマなんだと改めて感じた。一人なら早く行ける、チームならより遠くに行ける、とはよく言うが、チームでやるストレスはないのかしら。それとも、有能者同士ならストレスレスなんだろうか。
『ビッグゴッド』とほぼ同じ趣旨の章があると思ったが、筆者がかつてブリティッシュ・コロンビアでノレンザヤンと同僚だったと知って合点がいった。
それにつけても、文化相対という視点を取り入れて、wierd研究の限界を昔から指摘していた北山忍先生はやはり凄い人だ
Posted by ブクログ
厳しい環境に適応するために遺伝子が変化してきたというこれまでの典型的な進化論的アプローチとは異なり、生き残るために文化が形成され、それに適応してきた結果、ヒトが遺伝的にも進化してきたという新たな進化論を、様々な事例を挙げながら解説している本書。正直「卵が先か、ニワトリが先か」のような話かと思っていたが、読むと非常に説得力があり、大変興味深かった。
人類が地球上でもっとも繁栄してきたのは、単に知能が高いからではない。他の動物との決定的な違いは「文化」があること。環境に適応していく中で文化(毒抜きや調理法、狩猟方法、道具の作り方、タブー、儀式、風習、ルールなど)が生じ、それに基づいて社会が形成さ
Posted by ブクログ
人間とチンパンジーの何が違うか、から始まる本書。つかみから面白い。ちなみに違いは模倣力の高さが挙げられるが、逆にその模倣癖が災いしランダム選択がしづらくなるという知識も楽しい。
人間は、模倣を元に積み重ねた知的ノウハウを共同体で作ることで文化を作り、今や地球で1番強い生物になっている。共同体というのがミソで、孤立すると持っていたノウハウは失われる。個人が集まり重なって過ごせる能力の高さが、人間の強さの元とわかる。
進化してきたこと全てが文化進化の働きと言われていることに全面同意はできないが、内容は概ね納得できるものが多い。心理実験から民族の話等、多岐に渡る内容のため、単純に様々な知識を得たい