博士課程に進む人が減っている。理由は、修了後、恒常的なポストにつけるのは1割のみ。優秀な人ほど、企業にいく。40歳過ぎてもポスドクの身分のままであることも多い。
また、研究を落ち着いてできる環境がない。科研費の選択と集中は、日本の研究開発力を促進している、という結果はない。むしろ阻害している可能性の
...続きを読む方が高い。
プロジェクト予算が増え、短期に成果を求められることから、腰を据えた基礎研究が行えない状況になっている。
本来、大学院や博士課程に進める実力のない人まで、集めないと大学として成り立たない状況。
「大学」というモデルを解体し、研究機関と高等教育以降の教育機関と分けるなど、抜本的な改革をしない限り、ノーベル賞どころか、そもそも日本から科学者自体がいなくなるのでは?という主張。
その通りでしょう。