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3.8投資家にとって「失敗の山」は「宝の山」だ! 本書には、総額で数兆円ではきかない大投資家たちの「失敗」が詰まっている。つまり、この本を入手するために「投資」するわずかな金額で、数兆円分の「失敗」からの学びがあるということだ。それだけでも、この本は「買い」だろう。 ──藤野 英人 (レオス・キャピタルワークス社長) 投資の世界では、誰もが必ず失敗を経験します。過ちを繰り返し、「何かを会得した」と思った瞬間に市場から鼻をへし折られる、ということが頻繁に起きます。失敗の大部分は自業自得なので、事実を受け入れ客観的に対処するのは難しいものです。だからこそ、投資を長く続けたいなら、過去の失敗に学ばなければなりません。 それに最適な題材は、偉大な投資家たちが犯した数々の大失敗です。 本書には、ベンジャミン・グレアム、ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガーからジョン・ポールソン、クリス・サッカまで、新旧のレジェンド投資家15人の「失敗」がコレクションされています。 「失敗」はリターンを得るために避けられないコストであり、「失敗」の向き合い方に「失敗」すれば、コストがリターンを上回り、大損してしまいます。この本で、先人投資家の「失敗」を追体験することにより、これから降りかかってくる「失敗」に対して向き合う準備ができます。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
伝説的な投資家たちの大失敗事例集。身を持って経験しないとわからない貴重な教訓の宝庫。
誰でも間違いを犯すし、何度でも犯すのだなあ。
■ベンジャミン・グレアム
バフェットの先生。『賢明なる投資家』や『証券分析』の著者。1929年の大恐慌でやらかす。完璧な法則は存在しない。
■ジェシー・リバモア
伝説的な投機家。ショートポジションの失敗で何度もやらかす。リスクは管理しなければならない。
■マーク・トウェイン
偉大な作家で投機家。鉄道株でやらかした後も投機を続けて大失敗した。のめり込みすぎてはいけない。
■ジョン・メリウェザー
天才たちで組織された投資家集団LTCMの設立者。100倍レバレッ -
Posted by ブクログ
この本はレジェンド投資家に他の投資家の発言や偉人の格言なども交えて書かれています。レジェンド投資家の大失敗例の最後に著者の失敗例が載っています。
投資をする以上は必ず失敗するわけですから、失敗への向き合い方に失敗するとさらにマイナスに落ちていくこともあります。
それを考えると自分をコントロールすることに加えて、謙虚さ・素直さというのも必要になるかなと読んでいて考えました。
ともあれわれわれ一般人がこの本に出てくるレジェンド投資家になれ確率は非常に低いものですけど、歴史同様先人たちがどう行動したか、あるいはどのような格言を残していたのかに関しては、50年100年経っても教訓となるものがあると考え