三国美千子の作品一覧

「三国美千子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • いかれころ(新潮文庫)
    幼女の頃の記憶を回想し、家族・一族の歪みや窮屈さをとらえる構図。家族とは何か問われる今の時代らしいテーマだと思う。

    大人は子供を半人前と考えて子供の前で油断してさまざまなことを晒し、それを子供は繊細な感覚で正確に捉えている。
    子供を主人公とする作品は、子供が観察者として最適だからなのかと思わさせら...続きを読む
  • 骨を撫でる
    「骨を撫でる」と「青いポポの果実」の2作品。ピンと張った空気から来る緊張感、ゾクゾク、ゾワゾワ感がこみ上げてくる。どちらかと言うと負の感情を抱きがちな作品ですが、それでも読ませる力がある話。
    「骨を」は、「家」「血」「土地」などという田舎特有の閉塞感のあふれる環境で生きる人たちの話。
    「青い」は大雑...続きを読む

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