作品一覧

  • 地磁気の逆転~地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか~
    3.4
    1巻2,200円 (税込)
    地球はこれまで何度も磁極の逆転(N極とS極の入れ替わり)を経験してきたが、近い将来、次の逆転が起こりうる。その際には、地球磁場が弱まることで、有害な宇宙線が生命や電子機器に甚大な悪影響をもたらすと予測される。歴史上の科学者たちの業績を追いながら、なぜ地磁気逆転が起こるのか、来る危機に私たちはいかに備えるべきかを考察。「チバニアン」と地磁気逆転の関係にも触れる「解説(渋谷秀敏)」も収録。
  • 地磁気の逆転~地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか~

    Posted by ブクログ

    最後のチバニアンはいらない、蛇足。話が小さくなった。地球ダイナモから、地域の話題で終わりとなるとありゃりゃとなった。ここは読まないほうがいいです。あるいは最初に読んだ方がいいかな。地磁気逆転!どのくらい予測されているのか気になって読み続けたけど500年という話が出てきて安心しました。その程度の精度だということでしょう。500年先なんて何世代あとなんだ?

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    2019年08月07日
  • 地磁気の逆転~地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか~

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     78万年まえの地磁気の逆転について詳細に語られている。現在はブリュン正磁極期と呼ばれるとのこと。ブリュンとは磁極の逆転を発見した科学者。また、日本の科学者で松山基範が逆磁極期の研究で名を残している。
     磁極の測定について、「溶岩で焼かれた粘土層」はそれまでの磁化方位が解消され、粘土層が焼かれた後に溶岩と同じ磁化方位を獲得する。これが地磁気の逆転の裏付けになるという。とてつもなく地道な作業だ。その証拠が残っている地層が「チバニアン」だ。
     著者は大変丁寧に取材して詳細を記述しているが、図を一切使っていない。著者の意図があるのだろう。
     

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    2019年06月02日
  • 地磁気の逆転~地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか~

    Posted by ブクログ

    地磁気が今とは逆のS極が北を指していたことがあることを、発見の歴史とともに、電磁気学の発展も含めて述べ、地磁気がもしなくなったら、というたらればの影響(ちょっと怖い)をにも触れてます。
    最新の磁場の状況とか、専門家のインタビュー時の時に触れているので、もう少しビジュアル載せてくれたら、もっと分かりやすいのにな、と思った。
    最後の解説に「チバニアン」について書かれていたので、☆4つくらいあげたいけど、全般的に読みにくかった。

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    2020年03月20日
  • 地磁気の逆転~地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか~

    Posted by ブクログ

    本書はその題名の通り、最近「チバニアン」として話題となった「地磁気の逆転」を、そもそも磁気とは何かから、その逆転現象の発見に至る歴史、そしてそれによる影響の予測にまで踏み込んだ解説書だ。著者はジャーナリストで多くの専門家に接触した上で本書を書き上げており、論述は多岐にわたる。ごく専門的な部分があり、一般読者には分かり難いところもあるが、例えば「不対電子」が磁気を生む」など、これまで思ったこともない知識が得られ、知的好奇心を大いに刺激される。地球誕生後これまでに数100回の「逆転」があり、それは平均30万年に1回起こり、最新の「逆転」は約78万年前にあったと推定されている。従って、それは現人類の

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    2019年05月30日
  • 地磁気の逆転~地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか~

    Posted by ブクログ

    78万年前最後の地磁気逆転があった。現在、地磁気の状況が不安定になっている様子で逆転があるかもしれない。逆転には数百年千年単位かかると思われるが、その時は地磁気が弱まり、宇宙線、太陽放射がダイレクトに来る可能性がある、最近も太陽のバーストが直撃しそうになること(キャリントンイベント)があった。百年前ほどには直撃したが、その時は電信システムが普通になったくらいで済んだ。

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    2019年04月11日

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