ユーザーレビュー 武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える 三春充希 武器としての世論調査 見春充希 ちくま新書 まず政治が面白くなって選挙に使えるし タイトルにパンチがあっていいね もしも すべての人がこの本を読んでくれたら TVや新聞や公報の嘘も騙しも効かなくなって 国民の考えが変わり前向きになって 選挙が変わり政府が変わり行政が変わって行くだろう こ...続きを読むの本の見出しを見ると 社会に違和感や窮屈さを感じ それを変えたいと思うのならば 私達の社会の仕組みと実態を知る必要がある 既存の政治勢力のご都合で作ってきたのが現状である以上 支持政党を持たない無党派層や 政治や選挙に失望して諦めている人たちの政治参加が鍵となる グラフを見れば内閣支持率が高いところは宗教の信仰率も高い 野党支持は若年層で伸び悩んでいる しかし世論調査の見方を覚えて深読みすれば 世論調査の捏造も見いだせるし面白くなる 武器として世論調査を使えば 相手の弱点や急所がリアルの見えてくる 強いて言えば文章が硬くて読みにくいのがこの本の難点だ Posted by ブクログ 武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える 三春充希 Twitterではるさんを知り、データで俗説をバッサリと切るのが爽快だった 自分の意見に合うものだけを拡大し、合わないものはなかったことにするひとが非常に多いTwitterで新鮮だった 本書、特に与党列島と野党列島はちょっと怖いくらい そこに住んでいたら周りは同じ意見に思えるけど日本がこんなに分断さ...続きを読むれているなんて 今後選挙や世論について何か考えたいなら必読だ Posted by ブクログ 武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える 三春充希 世論調査の仕組みや各属性の投票行動の特性を書いた本 各社の世論調査からより精度の高い政党支持率を出そうというのは面白い。 データ分析の本としてみてうまくまとまっている 各社の偏りの修正、移動平均での集計 政党支持率の第一党効果と野党の選挙ブースト。平時の支持率と選挙の支持率 質問の仕方による賛成反...続きを読む対への影響 デモは都市でこそ可能な政治行動 55年体制の崩壊や労組・社会運動の衰退による無党派層の増加 小選挙区と比例区の連動効果、 無党派層①政治的無関心層②正当拒否層③脱政党層 アナウンスメント効果、バンドワゴン効果、アンダードッグ効果 Posted by ブクログ 武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える 三春充希 新聞などが行う世論調査(選挙時の情勢分析や出口調査を含む)は、社会をとらえ、未来を変えるための武器だという認識のもと、世論調査とはそもそもどういうものなのかを説明し、よくある誤解を解いた上で、世論調査(や選挙結果)から見えてくる社会のかたち(どの地域に住む、どんな人が、どの政党を支持しているのか な...続きを読むど)を示している。そして、世論を政治に反映させる手段としての選挙の妥当性にまで立ち返って議論を行い、世論調査を利用して選挙の情勢を把握する方法と、その情報を利用して個々人の力を発揮させることを考察している。 公開情報である世論調査を総合的かつ緻密に分析すれば、こんなにいろいろ社会のかたちが見えてくるのか、という面白さを感じた。また、選挙をはじめとする政治参加に当たって、非常に有用な手引書となる本だと思う。 Posted by ブクログ 武器としての世論調査 ──社会をとらえ、未来を変える 三春充希 世論調査ってよく目にするが本質が今ひとつわからなくて勉強しようと思い購読。概論を交えつつ、主に選挙や政党支持率に関し世論調査の実態やバイアス、様々な要素を修正した「正しい姿」を見るにはどうしたら良いかなど詳しく解説されている。世論調査はうさんくさいとか、どうせ日中家にいる人だけなんでしょと思っていた...続きを読むら、意外と丁寧に正確に行われていると知って驚いた。一方、質問の仕方や重ね聞きの有無、「他の調査でも4社が否定的」と言っても実は調査は11社で行われている場合が多いなど、むしろメディアによる印象操作の弊害が大きい。こういうことを知った上で眺めたほうが良さそうだ。 Posted by ブクログ 三春充希のレビューをもっと見る