ミヤギフトシの作品一覧

「ミヤギフトシ」の「ディスタント」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ディスタント
    5.0
    1巻1,980円 (税込)
    僕をあなたの部屋に連れていってほしい。そして、あなたと僕、ふたりの写真を撮らせてほしい。まるで、僕たちふたりが恋人同士であるかのような―イメージがつなぎとめる記憶、ポップカルチャーの引用、海の向こうに見た風景…気鋭の現代美術作家が描く、まったく新しい“青春小説”。
  • ディスタント

    Posted by ブクログ

    湿度と青い海と基地のある沖縄、ビルと人が交差する大阪、様々な人種のうずまくNY、そしてその隙間...全く違う場所でもどこか心のどこかで繋がって移り変わり、そして流れていく。

    風景や人物たちの心がとても丁寧で繊細にそしてたんたんと綴られている。読んでいくうちに日々流してしまう小さな欠片のような感情を、ふといくつも思い出した。
    まるでそよ風がそっと肺に吹き込んできて、息の仕方を思い出させるようなわずかな気づきで、
    その欠片たちは私自身にとって本当は大事なものだったことも思い出させてくれた。

    写真家で現代芸術家のミヤギフトシさんはparasophiaという国際アートイベントで『American

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    2022年06月06日
  • ディスタント

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃリアルでめちゃくちゃセンチメンタル!
    小説作品だけれど、作者の体験も入ってるんだろうな。記憶や思い出をこんなふうに表現できたら良いよね〜。

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    2022年06月06日
  • ディスタント

    Posted by ブクログ

    「アメリカの風景」「暗闇を見る」「ストレンジャー」の三部作。
    それぞれ別々のエピソードかもしれないし、つながりがあるのかもしれない、くらいの気持ちで読みはじめた。NYのある男の家で話をしている。男とは、ポートレート写真のシリーズで出会い、あるイメージというか夢をはじまりとして回想を話しているようだーーぼんやりした認識とともに、回想のなかと話をし過ごしている家とを行き来する。那覇、沖縄の小さな島、開放地、大阪、NY。小さなループがあり、終わりの方で大きなループを感じた。
    鉤括弧も説明もなく人が話しシーンが切り替わっていくのが、とても自然で気持ちいい。僕、J、ジャックの視線で描かれる場面や人物の仕

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    2022年06月05日

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