『ホモ・サピエンス』『ホモ・デウス』の二番煎じ感はややあるものの、超知性誕生後の人間の役回り代替可能性を3パターンにわけて検証しており興味深い(著者自身がAIにポジティブなので完全にニュートラルではないが)。産業革命以降、機能特化した無機体(蒸気や弱いAI)は各分野で人間を凌駕しつつあるが、強いAI...続きを読むであるAGI(Artificial General Intelligence)が生まれたとき、人間の最後の牙城である知性や意識はどう扱われるのだろう?ひいては生命とは何か、生きる意味は何かということに繋がってくる。人間を超越したAIが誕生したら人間はどうなるかの思考実験として読むと面白い。