作品一覧 2020/09/03更新 マーベル映画究極批評 アベンジャーズはいかにして世界を征服したのか? 試し読み フォロー ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク! 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> てらさわホークの作品をすべて見る
ユーザーレビュー ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク! 高橋ヨシキ / てらさわホーク てらさわホークと 高橋ヨシキが飲み屋で飲んでいる延長で、映画について語りまくる。 二人の映画の知識の多さ、引出しの多さが楽しい。 アメリカ映画への愛は深い。 巨大な権力が、民衆の自由を奪う事に怒りを覚えている二人なのだなというのが印象深かった。 悪趣味なモンド映画好きでも、中年になった真面目さが...続きを読む裏にはあることが分かります。 Posted by ブクログ ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク! 高橋ヨシキ / てらさわホーク 読む前は、映画にまつわる面白エピソード満載の対談本かと思っていたが予想に反して現代社会について真面目に語りつつも、挟み込まれるお2人の深い映画への多様な形の愛は予想通りに素晴らしかった。 Posted by ブクログ ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク! 高橋ヨシキ / てらさわホーク とても信頼のおける人達が話しているんだな、ということが伝わってくる帯に目がいって購入。一つ一つの映画を突き詰めてマニア的に語る、というよりは昨今の映画をとりまく環境やその危機的状態について取り上げては片っ端からぶった切っていく対話形式の本なので、そこまで映画に対する造詣が深くない人でも楽しめると思う...続きを読む(少なくとも私は楽しめた)。とっくに結論が出たような話がいつまでも掘り返されてウンザリなポリティカル・コレクトネス論争、いいかげん食傷気味なディズニーの実写化に対して感じていたモヤモヤが見事に言語化された良書。最後の方で「映画批評に未来はあるか」との議題が登場するが、彼らのように倫理観がしっかりした書き手が日本にも存在してくれているなら、まだしばらくは滅びないんじゃないかと思った。 Posted by ブクログ ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク! 高橋ヨシキ / てらさわホーク 映画にまつわる要素を元にした鼎談集。始めから駄話するぞ、問題提起するぞと構えるのではなく、話した結果、下世話な話から社会問題(その逆も)へと話題がドライブしていく様子がとても魅力的でした。 印象的だった箇所 「弱者同士が連帯しないのはなぜなのかな、といつも思うんだ。ほとんどの人はみんな弱者なんだか...続きを読むら、連帯して立ち向かわないと金持ちや権力者にいいようにされちゃうよ」(P.45 高橋ヨシキ・日本の悪い面を描くと国辱映画?より) Posted by ブクログ マーベル映画究極批評 アベンジャーズはいかにして世界を征服したのか? てらさわホーク 予算わずか140万ドル。倒産の危機に瀕したスタジオとドラッグで人生を棒に振りかけた役者が、無名のヒーロー映画『アイアンマン』で起死回生のヒットを飛ばす。 ここから、厳格な管理体制を敷くディズニーの下で、 無謀なプランだったはずの「マーベル・シネマティック・ユニバース」は拡大していく。 ときにス...続きを読むタジオと役者・監督との間で軋轢が生じながらも、 わずか10年でいかにして歴代No.1の映画シリーズとなったのか。 MCUは、映画産業を、映像表現を、どう変えたのか。 そして、映画のなかでヒーローたちはアメリカの"何"と戦ってきたのか。 アメコミ映画の第一人者・てらさわホークが、 『アイアンマン』から『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのMCU22作品と、 マーベル映画がもたらした功罪を徹底評論する。 「アイアンマン」は、メリルリンチから融資を受けた制作リストに入っていなかったため、ケヴィン・ファイギ・プロデューサーが資金調達して、ロバート・ダウニーJr.はドラッグリハビリ後の復帰作というリスキーな作品だった。クライマックスの「私がアイアンマンだ」は、アドリブだった。 「インクレディブル・ハルク」でのエドワード・ノートン、「アイアンマン」シリーズの監督を2作めで降板したジョン・ファブロー、「アベンジャーズ」2作めで降板したジョス・ウェドン、「マイティ・ソー」2作めの監督に予定されていたパティ・ジェンキンスは制作途中で降板、「アントマン」制作途中で降板したエドガー・ライト、度重なる監督の降板の理由は、マーベルスタジオのマーベル・クリエイティブ・コミッティなる組織がコミックの世界観から映画版が逸脱しないように細かい注文してくることがマーベルスタジオと映画監督に軋轢を生じる原因になったこと。 ロキ以外のヴィランが魅力的じゃない、ストーリーの中で取り上げられるテーマが掘り下げられないなど、マーベルコミックの映画が抱える様々な問題。 「アベンジャーズ」のクライマックスのニューヨーク決戦、「キャプテン・アメリカ・ウィンターソルジャー」のインサイト計画、「ブラック・パンサー」の「国境に壁を作るのではなく解放を」に込められた意図は、現実世界で起きた無差別テロやスノーデンが告発した国家安全保障局の全世界規模の監視計画やトランプ政権の隔離政策が反映されている。 マーベルコミックの映画が作品というより商品という批判がありながら、多数の観客を惹きつける理由に、テロや文化の多様性など現実的な問題への問いかけが盛り込まれていたり、定型のストーリーに収まらず新しいストーリーを語ろうとする革新的な姿勢があるなど、マーベルコミックのアメコミ映画を見る時に新たな視点を与えるマーベルコミック映画評論本。 Posted by ブクログ てらさわホークのレビューをもっと見る