ユーザーレビュー まともがゆれる ――常識をやめる「スウィング」の実験 木ノ戸昌幸 まともがゆれる ―常識をやめる「スウィング」の実験。木ノ戸昌幸先生の著書。まともや常識なんて独りよがりで傲慢で自分勝手なただの思い込み。独りよがりで傲慢で自分勝手なただの思い込みにしかすぎないのならまともや常識なんて何の価値もない。まともは捨てる。常識も捨てる。独りよがりで傲慢で自分勝手なただの思い...続きを読む込みも全部捨てる。非常識を受け止める。できないことを受け止める。それが常識で常識人への第一歩になる。 Posted by ブクログ まともがゆれる ――常識をやめる「スウィング」の実験 木ノ戸昌幸 今まで、「(周囲の人と同じように)できない」ということで自分自身が苦しみ、周囲からは「(自分たちと同じように)できない」ということで、その「できない」ことを指摘され続けてきた。その期間があまりにも長かったせいか、何をするにも自信がなく、「これならできる」と思ってやり始めたことも、うまく自分から発信...続きを読むできず、結局失敗に終わってしまう。自分自身が少しずつ縮んでいくのが手に取るようにわかった。そんな中、オンラインで著者・木ノ戸昌幸氏の話を聴き、この本を手にしたのだった。 この本を読んで、これまで自分の中にあったモヤモヤとしたものの正体が、「できない」ということによる悲しさや悔しさや虚しさや怒りといった感情が混じり合ったものであったことに気づいた。気づいたからどうこうというわけではないが、マイナスの感情ばかりだとはいえ、モヤモヤの正体がわかったことで私はホッとした。 で、そのマイナスの感情から始めても何かができそうな気分になった。 そんな気にさせてくれるのがこの本の魅力だと思う。 Posted by ブクログ まともがゆれる ――常識をやめる「スウィング」の実験 木ノ戸昌幸 「折々のことば」で、この本に寄稿している稲垣えみ子さんの「そう『健常』が『障害』になっているのだ!」との言葉がきっかけで、この本を読んだ。 失敗したっていい、弱くていい、できなくてもいい、ダメだっていい。だって、人間なんだから。 違うものは違う。それでいい。そこで自分が何を感じたのか、何を思った...続きを読むのか、他者との違いを感じ、認めたらいい。 でも、「健常」にしがみついていると、「できなければいけない」その呪縛にとらわれていると、それがなかなかできない。 私たちが考える「まとも」が揺れていくと、もっと生きやすくなるのかな、もっと笑えるのかな。そんなことを思った。 Posted by ブクログ まともがゆれる ――常識をやめる「スウィング」の実験 木ノ戸昌幸 障害者施設スウィング。 ここには、世の〝まとも〟が通用しない。 おかしな〝まとも〟が大腕をふって歩く世の中。 スウィングの皆さんは、それをふわりとこえていく。 こんなに明るく、こんなに面白く、こんなに心が震えて、こんなに考えさせられる本は、他に無い。 すごくすごく、いい本。 Posted by ブクログ まともがゆれる ――常識をやめる「スウィング」の実験 木ノ戸昌幸 「まとも」であることに神経をすり減らし、「できない」ことに落ち込み、悩み、もがき苦しむ社会のストーリーを多くの人がそれが使命であるかのごとく受け入れているのでは、、と思った。ここ「スウィング」では、「できない」ことにこだわらないだけで不思議と「できる」ことがどんどん増えて行く。会話が生まれ、笑いが生...続きを読むまれ、詩が、絵が、生まれる。これって人生のすべてではないですか?という解説までとても力強くかっこいい。「まとも」という得体の知れない束縛を、どんどん揺らがしていきましょう。この「揺らぎ」が人生を豊かにするものだと思います。 Posted by ブクログ 木ノ戸昌幸のレビューをもっと見る