乙川優三郎の作品一覧

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作品一覧

2024/04/30更新

ユーザーレビュー

  • 潜熱
     正直に話す。本当に文体だけで読ませる。
     今、こんなに端正で乾いて快い文章に出会うことはあるかな。
     
     
  • 潜熱
    広告コピーライター、作詞家、小説家と言葉を連ねることに生涯を捧げてきた男の物語。多くの文学賞を受賞し、死を意識する年齢になった作者が「言葉」への思いをぶつけた遺作なのだろう。

    タイトルの「潜熱」とは物質が固体や液体になるために必要とする熱量のこと。男は出会った人の潜熱で人生を変えてきた。友情や愛情...続きを読む
  • 潜熱
    作詞家を目指し、一角の者になり、音楽がただで聴けるようになって作家になった相良という男の一生が、一日で読めてしまう小説。あれ、珍しく主人公はハッピーエンドで終わらないのかなと思いきや、やっぱりそこそこの幸せに落ち着きそうに終わる。
    この人の小説はいくつも読んでいるが、文筆家が主人公の話が多く、中でも...続きを読む
  • あの春がゆき この夏がきて
     言葉を、表現を、そして神木の人生を、しっかりと味わった。劇的なものはないかもしれないが、それは仕方の無いこと。憧れはないが、こんなにふうに成し遂げられないままで終わるのも本当の人生だな。
  • ロゴスの市
    『ロゴスの市』‪ 乙川優三郎さん

    2年前に一度読み、再読。

    英語と日本語、翻訳家と通訳の対比表現、そしてそれらを弘之と悠子へ当てはめていく描写が素晴らしいです。‬
    ‪恋愛模様だけでなく、翻訳家事情についても非常に詳しく描かれていると思います。日本語は美しい、しかし用い方によっては醜くも...続きを読む

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