作品一覧

  • POSSE vol.48 特集「ジェネレーション・レフトの衝撃」
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    48~56巻1,540円 (税込)
    世界ではミレニアル世代やZ世代の若者たちが、資本主義に対して抗議の声をあげはじめた。彼/彼女らは「システムチェンジ」を掲げ未来に向かって歩みはじめている。一方で日本では若者の左傾化というよりは「保守化」の傾向が強いと言われている。しかし資本主義の行き詰まりのなかで、ジェネレーション・レフトへとつながる可能性は、ここ日本においても確実に芽生えつつある。本特集ではZ世代の若者たちの社会運動から、その可能性を探っていく。 【目次】 ◆特集「ジェネレーション・レフトの衝撃」 ジェネレーション・レフトになるために 斎藤幸平 「生理×社会問題」で資本主義と闘う 谷口歩実×福井みのり×塩野美里 気候正義を求めて闘うZ世代 山下颯太×北村達哉×郡さやか 多国籍労働組合で見た「ジェネレーション・レフト」たちの背景 松本瑞穂×リティカ・シン×ジョー・プラマー×オレン・フランクハム 社会を根本から変えるような運動がしたい 山本健太朗×岩本菜々×田所真理子ジェイ 素朴世代論を超える世代 萩田翔太郎 日本における「ジェネレーション・レフト」の可能性を探る 渡辺寛人(POSSE事務局長・本誌編集長) ポピュリズムに抗するZ世代の「労働運動」戦略 今野晴貴(POSSE代表) その他記事多数掲載。 【著者】 POSSE編集部 『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。 斎藤幸平 大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』・堀之内出版)によって「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。その他の著書に『人新世の「資本論」』(集英社新書)。 今野晴貴 NPO法人POSSE代表。年間5000件以上の労働・生活相談に関わり、労働・福祉政策について研究・提言している。
  • 新地方論~都市と地方の間で考える~
    4.5
    1巻1,056円 (税込)
    「都市か、地方か」という二項対立の図式で語られがちな日本の地方問題。本書では複雑で多様であいまいな地方の姿を、10のテーマで「自分ごと」目線で考えていく。だれかの語る「都市か、地方か」の議論ではなく、自分なりのローカルな暮らしへの思考へ――。第18回大佛次郎論壇賞を受賞後、福島県いわき市を拠点に、ますます活躍の場を広げる著者の思考と実践の記録。
  • 新復興論 増補版
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    1巻2,475円 (税込)
    第18回大佛次郎論壇賞受賞から3年 「本書は、ぼく、小松理虔が、この10年、いかに土地と交わり、思考を重ね、いかに震災と原発事故を血肉化してきたのか、つまり、ぼくがどのように復興してきたのかを記した『復興の書』である」。 ――震災から10年、格闘し続けた福島のアクティビストは何を思うのか。外国人との交流、福祉施設への滞在、娘の成長。様々な出会いを通して、トラウマを受け止める「ナラティブ」にたどり着く。地域づくりから、心の継承へ。大佛次郎論壇賞受賞から3年、待望の増補新版。

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  • 地方を生きる
    4.2
    1巻825円 (税込)
    いま、余白がある「地方」にこそ可能性が広がっている。これまでの居場所を違った角度で見つめなおすと、新たな面白さ、そして課題と魅力が浮かんでくる。仕事、暮らし、苦労話まで、すべて洗いざらいお伝えします。
  • 新復興論
    3.5
    1~2巻2,277~2,772円 (税込)
    震災から七年、復興は地域の衰退を加速しただけだった――。 希望を奪い、コミュニティを分断する公共投資。原発をめぐる空回りする議論。賛成と反対、敵と味方に引き裂かれた日本で、異なる価値観が交わる「潮目」をいかにして作り出すのか。福島県いわき市在住のアクティビストが辿り着いたのは、食、芸術、観光によって人と人をつなぐ、足下からの「地域づくり」だった。「課題先進地区・浜通り」から全国に問う、新たな復興のビジョン。図版多数収録。

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  • 新地方論~都市と地方の間で考える~

    Posted by ブクログ

    本の学校で安藤哲也さんがこの本で書店について書かれている部分を紹介していた。
    この時には、本そのものと関わりはないかもしれないけれど、本で書かれている内容に無関係な人はいない、という文章を引用されていて、本当にそうだなーと感動したのだ。

    ほかにも、おおーっと思った文章がちらほら。


    『ただ、そこにいる人たち』から注目している書き手さんです。身の丈感がいい。

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    2023年06月14日
  • 地方を生きる

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。

    「地方を面白がって生きる」ことにまつわる思想が、筆者の経験を辿りながら綴られている。究極のローカルとは、自分自身であって、地方で自分らしく生きることの魅力が(課題も包み隠さず)述べらている。

    ・ローカル:自分が主体的に関係を持っている場
    ・郷に入りては郷を楽しめ
    ・よそ者による新発見は、地元民にとっての再発見
    ・外臓
    ・自分達がまちを楽しむことが最大のプロモーション
    ・「やるコミュニティ」と「いるコミュニティ」
    ・「おいしい、楽しい、面白い。これがなければ人は参加してくれません」p.189
    ・エラー:通常では起こり得なかったこと。エラーが個人の人生や地域を面白くする。

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    2021年12月31日
  • 地方を生きる

    Posted by ブクログ

    地域「のために」生きるわけではない。地域「で」生きるほど、甘い世界ではない。地域「を」生きる、主体性、面白がりが必要だと説く。テレビ局出身の著者が書く地域論はメディア論としても読める。

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    2021年09月02日
  • 地方を生きる

    Posted by ブクログ

    「エラー」や「不確実さ」を面白がる。地域のため!と大上段に構えるのでなく、まず身近で自分のために面白がりながら活動する、それが後付けに公共性を帯びてくる。なるほど!

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    2021年06月12日
  • 新記号論 脳とメディアが出会うとき

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    東浩紀が師匠の石田英敬の構想をきく形で行われたゲンロン・カフェでの対談講義を書籍にしたもの。最新の知見にもとづいて、「記号論」を構想しなおしており、知的にとても刺激をうける。
    特に、脳とメディアの関係性は、自分の問題意識とあっている。
    一方、橘玲がかなり否定的に書いているフッサールやフロイトを肯定しているので、考えさせられる。

    第1講義 記号論と脳科学
    ・歴史的には、バロック記号論(ロックとライプニッツ)から現代記号論(パースとソシュール)を経て情報記号論に
    ・フォトグラフ(光)、フォノグラフ(音声)、シネマトグラフ(運動)のグラフは「書く」ということであり、記号として通底
    ・ヒトはみな同じ

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    2021年02月23日

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