作品一覧

  • 言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか
    値引きあり
    3.5
    1巻885円 (税込)
    「言語行為論」は、ここから始まった。寡作で知られる哲学者ジョン・ラングショー・オースティン(1911-60年)がハーヴァード大学で行った歴史的講義の記録。言葉は事実を記述するだけではない。言葉を語ることがそのまま行為をすることになるケースの存在に着目し、「確認的(コンスタティヴ)」と「遂行的(パフォーマティヴ)」の区別を提唱した本書によって、哲学は決定的な変化を受けた。初の文庫版での新訳!
  • 言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか

    Posted by ブクログ

    言語行為論の代表的著作。オースティンは哲学者として著名であるが、もちろん言語学でも必ずといっていいほど名前が連なる学者である。まず初めに、遂行体と確認体の2分法を提起する。ここは命題に対する真偽の判定を行う哲学・論理学の背景を知らねばならない。ただ結局この2分法は曖昧なもので明確に区別できるものではないと自身で批判する。その後、有名な3層構造を提示する。著者はその中でも発語内行為が重要と説く。本書は語用論・社会言語学において特に示唆に富む著作である。

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    2021年01月21日
  • 言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか

    Posted by ブクログ

    興味を持って読み始めたものの、何度も構築されては崩されるロジックについていけず、途中で置いてけぼりになって全体像が結局よくわからない状態になってしまった。最後は読み切ることだけを目標にして読み切った。読み切った後解説を見たら、作っては崩すという自己破壊的なスタイルがオースティンなのだと知って「だからか」と妙に納得した。が、丁寧にロジックを追えば、もっと得られるものはあっただろうとも思い、自分の理解力と知識の無さを残念に感じる。

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    2023年04月10日

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