作品一覧

  • ながいながいペンギンの話
    4.3
    1巻704円 (税込)
    南極大陸をふき荒れる,その冬最後の雪嵐のなかでペンギンのたまごが2つかえりました.ルルとキキ兄弟は生まれたばかりだというのに元気いっぱい.両親のるすにこっそり家をぬけだして….楽天的で冒険好きな活力にあふれる主人公たちは,1957年の刊行以来,日本の幼年文学の代表として,幼い読者に受け入れられてきました.

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  • いさましいアリのポンス
    -
    1巻550円 (税込)
    激しい戦争反対の意志と、鎮魂の思いをこめた受難の子どもへの励ましである佳品「川とノリオ」。身近の動物たちと子どもたちとの心の触れあいを優しく、かつ鋭い目で見つめた「ツグミ」「セキレイ」など、現代の問題を問いつづけている、いぬいとみこの作品の中から「休火山」「ベーゴマ」など名作13編を収録。
  • ぼくらはカンガルー
    -
    1巻495円 (税込)
    ロロロゲーと、「東の森」の奥に、ハリモグラのハリーを捜しに行ったタンタンは、めずらしいコトドリを写しに来ていた人間につかまり、見知らぬ町へと連れて行かれるーー広大なオーストラリアを背景に、自然の中で、平和に生きる動物と人間との愛情を、軽快なタッチで描く。名作「ながいながいペンギンの話」「北極のムーンカミーシカ」とならぶ、ふたごの動物物語。
  • ながいながいペンギンの話

    Posted by ブクログ

    これは凄い作品だ。と読みながらずっと思ってた。
    ストーリーラインの因果と起伏、この三幕構成の入れ子構造、構造自体の格子の堅牢さに鳥肌が立った。
    骨組みが素晴らしいからこそ物語も読みやすいしスッと入ってくる。
    あと絵もかわいい

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    2023年09月12日
  • ながいながいペンギンの話

    Posted by ブクログ

    タイトルの「ながいながい」に怖じ気づく子が多いんじゃないかと思うけど、実際は低学年からでも読めるような長さのお話が3つ。性格の違う兄弟の描写、人間も含めた他の生き物とのエピソードなど、どんな年齢で読んでも何か考えさせられることがあるのでは。

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    2020年07月26日
  • ながいながいペンギンの話

    Posted by ブクログ

    南極の小さな双子のペンギン、ルルとキキの物語。わんぱくで冒険好きだけど少しプライドの高い兄さんルル、おとなしくて寒がりだけど優しい弟キキ。人間に捕まったり、流氷に流されたりシャチやトウゾクカモメに襲われたり…二匹の冒険にハラハラ、かわいらしさにほっこり。素直に読めるよい物語です。中学年から。

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    2012年01月18日
  • ながいながいペンギンの話

    Posted by ブクログ

     最初の雪嵐の中、じっと腹這いになって卵を温める、おとうさんペンギンに対して、「しっかりして」と卵の中から励ます、子どもたちの場面から、そのほのぼのとした優しい雰囲気に引き込まれて、本書を書いている、いぬいとみこさんに好感を持つ。

     南極を舞台に、そうした経緯で誕生した、二羽のアデリーペンギンの男の子、「ルル」と「キキ」は、冒険心溢れた前向きすぎるお兄ちゃんと、ちょっと引っ込み思案な弟といった間柄も微笑ましい二羽の、ひよっこから大人のペンギンへと成長を遂げていく過程を、親しみやすさに満ちた筆致で瑞々しく描いており、そのあまりの読みやすさに、まるで人間の物語とも感じられたくらい、特に男の子を持

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    2023年11月30日
  • ながいながいペンギンの話

    Posted by ブクログ

     1957年に他社出版社から初版が出た児童書。
    当時の日本の児童文学(童心主義や、逆に感傷・芸術的であったり謎解き要素など)の主流から脱した、シンプルかつ単純で、”少し長い面白いお話”...。→こういう作品を作るのは簡単なようで難しいと思う。今読んでも楽しめるこのシンプルさに脱帽。
     可愛らしく、自然の中で成長するペンギンの冒険物語に、作者のいぬいとみこさんが外国作品に影響を受けながらも小さい日本の読者が何を求めているのかを模索した深い愛情を感じられる。

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    2022年01月01日

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