学校の課題のため、読破
「ゆるい」と書きつつも、聖書、そしてキリスト教にしっかりと親しみやすさを与えてくれた。
父系親族がクリスチャンということもあり、自分は幼い頃から聖書に触れる機会が多々あった。しかし、聖書や教会はどこか堅苦しい印象があってあまり好んでいなかった。
本書中には、聖書の内容や
...続きを読むイエスの弟子たち、教会用語の説明を始め、聖書の雑学的な知識も存分に書かれている。
私にとって印象的であったのは終盤に書いてあった「聖書(神様)に疑問を持って良い」と言う言葉だ。高校生の時よりキリスト教文化に触れる機会が格段に増え、聖書を読むことも増えた。しかし、時に聖書の内容に疑問を持つことがあったのだ。これら疑問は聖書を学ぶ上で心に留めておかなければならないとどこかで感じていた。なので、本書で書かれていたこの言葉には自分が肯定されたように感じ、少し嬉しく思った。
長くなったが、クリスチャンではない人が導入として読むためにも、私のように聖書に触れる機会があってもキリスト教はどこか近寄り難い(堅い)印象だと感じている人にも勧められる本であると感じた。