■「ギグ」とは「期間が不確かな臨時の仕事」のこと。この種のインディペンデント・ワーク(独立した仕事)を支える仕組みを「ギグ・エコノミー」という。
■ギグ・エコノミーで成功する上で、理解しておくべき重要な2つの言葉
・オンデマンド・エコノミー:
デジタルな市場を通じて、顧客にモノやサービスを素早く提
...続きを読む供する経済活動。
・シェアリング・エコノミー:
ピア・ツー・ピア(個人対個人)の経済活動。有形の資産をシェア(共有)するサービスに対価が支払われる。
これに対し、ギグ・エコノミーは個人が一定時間、提供するサービスに対価が支払われる。
■アメリカにおける「ギグ・ワーカー」(フリーランサーや独立コンサルタントなど)の現状は以下。
・人口3980万人
・2015年のギグワーカーの収入は、総額1兆1000万ドル超。
・ミレニアル世代( 1980~90 年代生まれ)が急増。
・独立労働者の大多数が、自由度や柔軟性を重んじている。
■企業は、以下のような時に、ギグ・ワーカーを活用している。
・新事業に必要なノウハウを得たい時。
・専門的な能力を、期間限定で求めている時。
・社内の課題に対して、客観的な意見を出してほしい時。
今後、ギグ・ワーカーとそれを利用する会社はともに増える。
フリーランサーと正規従業員とが一緒に重要なプロジェクトに取り組むなど、仕事の環境そのものが変化する。