野際陽子さんといえば、私の中ではTRICKの山田の母役が一番印象が強い。
どこか清々しい、厳しくも優しいお母さんというイメージ。
先日の徹子の部屋で、この本でも書かれている強盗に入られたエピソードをいきいきと話されている昔の映像を見て、あっけらかんとしていて強さを感じるその姿にとても興味が湧いて、こ
...続きを読むの本と巡り合った。
「いつも笑っていなさい」という野際さんの言葉は、書き手である娘さんを通してこの本の中で何度も現れる。
それはきっと野際さん自身が心がけていたことでもあるだろうし、それがあのあっけらかんとして強い姿につながるように思えて、自分も心がけていたいと思った。
母と娘の関係は本当に人によってそれぞれで、自分とその家族以外のやりとりを知ることはほとんどない。
この本で母としての野際さんの姿を少し知れたことが、娘としても、いづれ母となるかもしれない身からしても、なんとなくほっとした。