キャッシュレスにはどのような種類のものがあり、どのようなメリットがあるか、を丁寧に説明した本です。
「いちばんやさしい」かどうかはわかりませんが、うまくまとめている本だと思います。
また、外国の事例がたくさんあるのもよいと思います。
が、後半は、キャッシュレスというよりも、いろんなシステム連
...続きを読む携の話になっていて、若干違和感がありました。
また、本書で紹介されているシステム連携を実現しようと思うと、かなり大掛かりなことになると思うのですが、その部分の費用対効果にはあまり触れず、出来上がったあとの社会の話が中心な点も、気になりました。
こういう仕組みって、出来上がってしまえば、案外スムーズなのかもしれませんが、移行が必要な社会の場合、移行期は、結構大変だと思うんですよね。
そういう意味では、頭でっかちな人にありがちな論の進め方、という気がしました。